今度は「明治日本の産業革命遺産」だそうです。
このところ世界遺産の登録ラッシュが続いてますが、
「地球温暖化ビジネス」に続いて、新たに「ユネスコ観光案内所ビジネス」が盛んなようです。
「地球温暖化ビジネス」に続いて、新たに「ユネスコ観光案内所ビジネス」が盛んなようです。
ユネスコとは国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)のことで、歴史はまだ浅く1945年からだそうですが、そもそもユネスコは戦争をなくし平和を求めるために設立されたものです。
・・・観光案内所ではありません。
・・・観光案内所ではありません。
ユネスコ憲章の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」とあります。
そういう意味で、日本国憲法9条をユネスコ世界文化遺産に登録しようというのは筋が通った話です。
そういう意味で、日本国憲法9条をユネスコ世界文化遺産に登録しようというのは筋が通った話です。
人類の歩んできた歴史として文化遺産を保護しようという考えはわかります。
人の精神状態は、長い歴史があればあるほど安定するものです。
人の精神状態は、長い歴史があればあるほど安定するものです。
世界遺産とは人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物となっています。
ただ、千年単位の「歴史」と数十年単位の「出来事」を同一で扱うのはどうか?とも思います。
「文化とは万人の価値観」であり、またそうでなければ継承されることはなく、文化とは成りえないのです。
ただ、千年単位の「歴史」と数十年単位の「出来事」を同一で扱うのはどうか?とも思います。
「文化とは万人の価値観」であり、またそうでなければ継承されることはなく、文化とは成りえないのです。

「世界遺産に登録されることで、世界各国から観光客を誘致できる。」
世の中、本音と建前で成り立ってますが、本音はこれでしょう。
世の中、本音と建前で成り立ってますが、本音はこれでしょう。
遺産を守るということと、遺産で商売するということの両立は非常に困難なことです。
世界遺産饅頭や世界遺産煎餅を売ることが目的じゃないと思います。
世界遺産饅頭や世界遺産煎餅を売ることが目的じゃないと思います。
諸行無常「形あるものは必ず壊れる」これ自然の摂理です。
今一度、ユネスコの設立意義に立ち戻り、何をなすべきか考える必要があると思います。
今一度、ユネスコの設立意義に立ち戻り、何をなすべきか考える必要があると思います。
平和の象徴を、観光案内所にしちゃダメでしょう。