「スポーツ」と「根性」を合わせて「スポ根」という言葉が生まれましたが、
昨今の常識では、体罰やいじめ、校内暴力に分類されるのでしょうか?

ちょっと検証してみました。


【巨人の星】
星飛雄馬の養成ギブス。星一徹、児童虐待で逮捕!
身体に傷害を伴う虐待の罪で、十年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
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【エースをねらえ!】
岡ひろみ、音羽の陰湿なイジメにあい、不登校!
西高の宗方仁コーチ、イジメを見て見ぬふりした監督責任で学校追放。
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【アタックナンバーワン】
鮎原こずえへの暴力的指導。コーチの本郷俊介、校内暴力で追放!
富士見高校の運動部、無期の部活動停止!
・・・コートの中では平気なの?・・・
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以上のスポ根アニメは児童の精神成長に著しく間違った影響を与える可能性があるため、以後の放映禁止、DVDなどコンテンツ販売も禁止する。・・・となります。

スポーツに根性は必要ないのでしょうか?
当時は一種の美学さえあったものですがねー・・・

体罰を暴力としか受け止められないのは、受ける側の理解力の問題でもあります。
つまり、いくら素晴らしい本を書いても、読者に読解力が無ければ何も伝わらないのと同じです。

もちろん暴力を容認するわけではありませんが、ゆとり世代には難しすぎる問題なんでしょうね。
「へたくそ、ばかたれ」と言われただけで不登校になって、校長が謝罪する時代ですから・・・

「オリンピック憲章」の中でも暴力については禁止されています。

「スポーツにおける倫理の振興、及び優れた統治およびスポーツを通じた青少年の教育を奨励、支援するとともに、スポーツにおいてフェアプレーの精神が隅々まで広まり、暴力が閉め出されるべく努力すること。」
「スポーツにおけるいかなる形の差別や暴力にも反対する行動をとること。」
「フェアプレーと非暴力の精神を尊重し、しかるべく行動しなければならない。」


つまり現時点では日本はオリンピック憲章に違反しているので、
東京オリンピックの誘致どころか、オリンピックへの出場資格すらない状態です。

ただし、オリンピックに参加する世界中の国が、同じように訳して同じように理解していればのことですが・・・

この問題、根が深いです。