あちこちからの反対の声を押し切ってオスプレーが日本に上陸しました。
米国と日本の両国間の諸問題や国防上の問題で、おそらく今後飛行を阻止するのは困難でしょう。


バランスの悪い機体デザインであることは一目瞭然です。
一度バランスを崩すと立ち直るのは困難でしょう。

ただ、正直そんなにオスプレーが極端に落ちやすい機体であるということではないと思います。
例えば、先日沖縄旅行に行った時に乗った旅客機はボーイング737-800(73M)という機体でした。

ボーイング737は世界一の生産機だけはあって華々しい事故歴です。
・機体損失事故:111回、総計3037人死亡。
・他の原因:6回、総計242人死亡。
・ハイジャック:96回、総計325人死亡。

まっこんなもんなんです。
これに比べれば極端に数の少ないオスプレーの事故数なんて知れてるわけです。

どうして戦略的にオスプレーかというと、コンパクトに輸送できて、垂直離着陸でき、そこそこスピードが出て航続距離も長いからです。
こんな感じで翼を折りたためます。


なんか火花が飛んでますが・・・

同じ垂直離着陸が出来るヘリコプターに比べてローターが小さい分デメリットもあります。
ローター推力のダウンフォースが大きくなることです。


オスプレーの下に入ったらヤバイようです。
ヘリコプターとは比較にならない破壊力です。

垂直着陸出来るのはいいのですが、場所によってはとんでもないことになります。
砂埃で視界が極端に悪くなり空間把握が難しく姿勢制御が困難になります。


これだけ粉塵が舞い上がるとエンジンにも良くないと思います。
エンジンの故障も多くなるでしょうね。

ヘリコプターのようにオートローテーションが出来ないオスプレーは、片方のエンジンが止まっても着陸できるように2つのローターはシャフトで連結されているようです。
ただその機能が完全かどうかは微妙な気がします。

しかし、セットアップにこんなに時間がかかっていてスクランブルは大丈夫なんでしょうか?
片方づつエンジンをかけるようですね。


とにかくオスプレーを見かけても絶対にローターの下には入らないことです。
基地周辺で事故が起こらないことを祈っております。