企業の運営は自転車の運転と同じです。
初めて補助輪付けて自転車に乗り出した時、右に左にヨタヨタと傾くものです。
たまには集中心を欠きよそ見をしてこけることもあるでしょう。
怪我から学ぶこともあるでしょう。
転び方も大切です。

その内に自転車の乗り方に慣れてきます。
うまく運転する方法は遠くを見ることです。
慣れない内は自転車のバランスを取ろうとして、つい手前の地面ばかり見てしまいます。
しかしこれでは逆にバランスが取れないのです。
また周りの動きが見えないので、誰かが急に飛び出したりするとぶつかって転倒してしまったりするわけです。
ぼんやりでも全体を見渡しておくことが安定運転の鉄則なのです。

そういう意味で企業の将来を見渡すビジョンは何より大切です。
もちろんその前に、どこに向かうのかという目的、つまり理念が重要なのは言うまでもありません。

その上で、どの道を通って目的地に到着するかと考える、つまり戦略です。
近道だけど途中で坂道があるとか、あの角には怖い番犬がいるとか、どうリスクを回避しつつ、効率よく目的地に向かうかがポイントなのです。
平坦な道はないのです。

目的地が少し遠くだとすると、事前の準備が大切です。
出発前に自転車の点検をしてタイヤに空気を入れたり、水筒を持ったり、おやつや途中でジュースを買うためのお小遣いもほしいですね。
地図があれば事前に確認しておくことも重要かと思います。
それが計画です。

最後に重要なのは、最初の一漕ぎを始める決意です。
暑い時期や寒い時期は出不精になりますからねー
「行くぞ!」という決断は大切なのです。
それが行動力です。

イメージ 1

ただ、現実はこんなに単純ではないです。
もっとドロドロしたことが沢山あります。
走ってる内に、丸いタイヤが四角になったり三角になったりもします。

時には水の中を走ったり、ジャンプして空も飛ばないといけないこともあるでしょう。
急な坂道でブレーキが故障して壁に衝突しないとも限りません。

それと根本的なことですが、目的地は常に変更されます。
つまり到着することはないのです。

そこで重要なのは方向感覚です。
南を目指しているか、北を目指しているか、その程度の感覚が実は大切です。

南国の海もいいけど、雪降る露天風呂もいいですからね。
さて、どこに向かうか?

今はコタツの中で考え中・・・