若干、のっけから意味深いタイトルになっていますが・・・
元旦からイジってました。

サラリーマンには決められた休日は大切なんです。
たとえ正月の元旦であろうと休日は休日、計画的に有効活用しないといけないんです。
とは言うものの、昼前からおとそを飲み過ぎてしばらく気絶していましたが・・・

本日のメニューは「腰下のバラし」です。
腰下とはやっぱり官能小説のような、と勘違いして興奮しないように。
ココで言う腰下とはクラッチから下のギア部分です。


エンジンは見事復活したこまめちゃんですが、最終末端のギアがうまく回らず駆動系が使えない状態です。
何とかその部分の修理が出来ないものかとギアボックスを割ってみました。

エンジン周りのスカートを取って、ハンドルを外してようやくギアボックスに辿り着きます。
このギアボックスにはギアオイルを入れる指定があるのですが、事前の確認で一滴も出てきませんでした。
さて中から何が出てくるか・・・

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ナンじゃこりゃ~、遊星ギアが出てきました。
初めは動作の理屈がよく分かりませんでしたが、よく観察するとなるほどな構造です。

まずセンターの軸がエンジンの直クランクシャフトです。
クラッチは手動で接続するようベースに固定されています。
クラッチの周りの大きなギアは、クラッチが切れていると自由に回る構造になります。

真ん中のエンジン軸は常に回転していますので、クラッチが切れている状態では遊星ギアと共に大きなギアの空回りします。
出力側の小さな3つの遊星ギアは出力軸の上に乗っていて自由に回る構造です。
クラッチを繋げる、つまり大きなギアにブレーキをかけて固定すると、出力側の遊星ギアが大きなギアの中で回転する構造です。

クラッチ切った状態でエンジンをかけた時、カラカラ音が鳴っていた正体はこれです。
この大きなギアと中の小さなギアが空回りしいたためだったんです。
しかもオイルは完全にゼロ、ギアボックス内には鉄粉がびっしりです。

イメージ 2

こいつが問題の末端のギアです。
どうすればよいものか・・・

イメージ 3

腰下が無くなり身軽になったこまめちゃんです。
この状態では何の利用価値も無い、単なる燃料を消費して回るだけエンジンです。

イメージ 4

しかしこのエンジンはかなり特殊です。
水平に接地することを前提に作られていますので、縦に起こすことも出来ません。
しかもクラッチも減速機も無い状態ではどうしようもありません。

エンジンを背中に背負って走れば少しは早く走れるでしょうか?
これ何か使い道があるんでしょうかね。