ボーナスはもう出ましたか?
出ても出なくても私個人にとっては何も変化もないのですが・・・

年の暮れですから何かと出費も多いと思いますが、ボーナス時ぐらいパッといきたいものです。
この時期は食べ物も美味しいですから、特にエビとかカニとかねー、いいかも

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とりあえず、まずはシミュレーションです。
ネットでカニといえば楽天でしょう。
もう楽天はほとんどカニ屋といっていいほど、トップランキングはカニ、カニ、カニです。

日本人はそんなにカニが好きなのか?
ではまずランキングから・・・

楽天の売り文句は大体以下のような定型的なワンパターンが多くなっています。

【楽天セールス・パターン(上から下に)】

1.まず自分の店舗がどれだけ凄いのかというアピールから入ります。
  過去のランキングとか販売実績などを高らかに歌い上げる。

2.商品の過去実績をデカイ数字でギラギラにアピール
  「おかげさまで」の文字も随所に見られる。

3.過去に商品を購入した人のコメントを掲載
  「とても美味しかった」とか「デカかったとか」・・・

4.やっと商品登場
  超接写に色補正は当たり前、巨大さを演出するために子供に持たせるなど錯覚的演出が定番

5.商品を徹底的にアピール「産地編」
  どこのどんな商品なのか「わけ」を徹底的にアピールします。

6.「今だけ」の文字で危機感をあおります。
  購入への衝動をスパークさせるプラグのようなものです。(笑)

7.商品の利用状態、つまり料理の写真とかレシピとか・・・
  どれだけ美味そな写真が撮れるかがポイントです。客はもう自分が食べてる状態を想像しています。

8.通常価格を提示
  何の根拠もないのですが、まずは通常価格なるものを提示します。

9.特別価格を提示
  これすらもどういう根拠か不明ですが、少し安くなっています。

10.最終タイムセール価格を提示
  80%引きとかのとんでもない数字になっています。それでもお店は儲かります。
  通常の食品の手数料率は約40%ほどですが、確実にキープしているはずです。

11.送料の説明に合わせて同混の説明
  送料に抵抗感のある客に対して「一緒に買えばこんなにお得」をアピール

12.ようやくバスケットが出てきます。
  ここまでの口上で錯覚状態の場合はすんなりポチをしてしまいます。

13.さらに同混商品の紹介
  「一緒に買えばお得」で次の商品へ案内する仕組みになっています。

以上、楽天方式の販売手順は大体こんなものになっています。
A4にコピーすると約30枚、凄~く長い販売チラシなのです。

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この売り方、ラジコンショップとはエライ違いです。
ラジコンパーツなんか値段を付けて棚に並べているだけですからね。


商品の価値は口上で作り上げられるといっても過言ではありません。
芸術作品なんかも同じですが、どれだけ理屈を言えるかでその商品の価値が決まります。

あるいは、相場の決まっている商品は、より満足感を高めるための口上とも言えます。
価値=満足度ですからこれも常套手段です。


今時のスーパー方式では棚に単に商品を陳列して、客に取って来させる方式ですが、
楽天の販売方法は昔の対面販売だった頃の商品説明を文面化しているとも言えます。

広告好きの主婦には良い暇潰しであることは間違いありません。
さらに比較検討を誘う仕組みになっていていますので、主婦のお買い物心を更に擽ります。
その比較検討がどんどん熱を帯びていくと深みにハマり、冷静な判断基準が失われる仕組みになっています。


しかし、モニターから一旦目線を逸らして冷静に考えると・・・
グラム単価に送料・・? これって相当高くない?

当たり前ですが、スーパーの大量物流システムに対して個人宅配方式はコストはかかります。
この差は物理的に永久に縮まることはないのです。

もちろんそこでしか手に入らないというものもあります。
特に田舎では物の流れが悪いですから、産地でしか手に入らない珍しいものなんかはあまり出回らないのです。
どうしてもほしい場合は、パブリックで吸収できない物流コストを個人で負担する必要があるわけです。


まーしかし、カニは美味しいのですが、最近のカニカマボコも相当美味しくなっています。
さらに値段は比較できないほど安いわけですが、食べ終わった後の満腹感はそれほど変らないのです。
カニカマボコでもいいかな?

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最後は中華バギーと同じ落ちになるあたり、生活感がにじみ出ています。
まー大体いつもこんなものです。