ハンダ付けポンポンエンジンは見事に木っ端微塵となってしまいましたが、逆に闘志が湧いてきました。
ポンポンエンジンは熱いのです。それに答えるべく熱い対応をしなければ・・・

こうなったら素直に銀ロウ付けに挑戦しようかと思い近くのホームセンターに向かいました。
一口に銀ロウ付けといっても星の数ほど商品があります。(そんなに無いですが・・)

銀ロウは融点の違いや、粉末からペーストまで形状も様々です。
また接合する金属に適合したフラックスも重要です。
色々とネットで予備知識を仕入れてたのですが、いざ売り場に立つと何が何だかさっぱりです。

さらに高い!
フラックスと合わせると安く見積もっても3千円は下りません。
もちろんトーチ類は別で、そこまで手を出すと軽く数万円はかかります。

ここで冷静になり・・・自問自答

「何を作るんですか?」→「ポンポン船です」
「ポンポン船ってよく駄菓子屋に数百円で売ってるアレですか?」→「そうです」
「それを作るのに数万円も突っ込むのですか?」→「・・・他にも利用価値があるかも」
「他にもって具体的な案件があるんですか?」→「・・・いや、まー別に・・・」
「だったら投資額として高過ぎませんか?」→「・・・まーそうとも言う」
「数万円もあればアレもコレも買えるじゃない」→「・・・受信機のバッテリーもほしいしなー」

見送り決定!

まー私の買い物はいつもこんな感じです。
とにかく飽き性なので、何か購入する時は別のものと置き換えて価値の比較をすると見送りになる場合が多いのです。
というか元々銀ロウ付けには全く自信が無いので失敗することも考慮すると、どうしても踏み切れない高い壁があるのです。


溶接コーナーにきっぱり見切りをつけて、ウロウロといつもの接着剤コーナーに・・・
発泡スチロール用接着剤でも買い足そうと思い色々と物色していると・・・


「排気管まわりの耐熱シールに」・・・何々
「耐熱温度 1,100℃ でもOK」
えー1,100℃ ?????


何度も桁を読み直しましたが確かに1,100℃と書いています。
裏面を読むと・・・
「湯沸かし器のなどの排気管」「煙突などの補修」「マフラーの補修」
使用方法は塗って貼るだけとのこと。

車のマフラーって油ぽくって高温で振動も半端じゃ無いですよね。
ボイラーの排気管なんてステンレスですよね。
まじかよー

これって何でもくっ付くのか、接着対象の材質が記載されていません。
更には1,100℃でも燃えない、金属・モルタル・煉瓦などの材質によく接着すると書いている。

ここで再び、自問自答

「これ買うんですか?」→「1,100℃でも燃えないと書いてるし」
「これ買うんですか?」→「マフラーに接着って相当凄くない」
「これ買うんですか?」→「金属によく接着するらしいし」
「これ買うんですか?」→「内容量150gもあるからたっぷり使えるんじゃない」
「これ買うんですか?」→「値段も700円代だし、ロウ付けに比べたら激安じゃん」
「これ買うんですか?」→「きっと他にも使い道があるでしょう」
「本当にあるの?」→「・・・」

購入決定!

最後の判断は迷ったところもありましたが、こういうものは試してみないと分かりません。
銀ロウ付けでも600~800℃程度で融点ですから、それよりも更に高い温度に耐える接着剤ってどんなものか試してみたい好奇心が勝ったともいえます。

金属より高温に耐える・・・セラミック?

強力な武器を手に入れたことですので、さらにポンポン船作りに邁進したいと思っている今日この頃です。