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今や巨大企業に育ったGoogleですが、事業内容もネットサービスに限定することなくありとあらゆる事業に手を伸ばし始めています。しかしながら、まだまだ若い会社で大学のサークル活動の延長みたいな気分でやっている企業内プロジェクトも多いようです。結果としてこれといった実績が残せていないのも事実かも知れません。

そんなGoogleがまたまたオコチャマっぽい企画をしたのが「プロジェクト10の100乗」というプロジェクトで、一般の方から無償でアイデアを集めて事業を起こそういうものです。
どういったものかは、下記から確認ください。

「プロジェクト10の100乗」概要
http://www.project10tothe100.com/intl/JA/how_it_works.html

一見概要を読む限りは、なんだか慈善事業っぽいことをやろうとしているのかと勘違いしそうですが、違います。あくまでも収益性を重視しさらにそれが短期に実現回収できる事業のみに出資するという内容です。

どんな仕事でも世の中のためにならない仕事なんては無いわけで、全ての仕事は世の中に寄与しているからこそ、その活動が容認され資金も回る自動仕組みになっています。Googleの言うよな、あるいは概念紹介のビデオにあるようなイメージは、直接的なアピールはありそうに見えますが社会全体を長期的に支える仕組みではないわけです。悪く言えば見せかけのパフォーマンスでしかなく、おバカな投資家をあおる程度のインパクトしかありません。本質的には何も解決しない、単なる投資目的の事業化でしかないように思えてなりません。

おそらくは企業内のオコチャマアイデアの行き詰まりを感じ、何か新しい事業アイデア簡単に無料で手に入れる方法はないかとオコチャマ的に発想した結果のプロジェクトであると思われます。
そういったことは大学に戻ってサークル活動でやるべきでしょう。

とまーあまり手厳しいことばかり言っていても可哀想なので私なりのアイデアとしては・・・

万人が平和で安らかな日々の暮らしをおくるための絶対的な基本条件は環境です。
環境と言っても地球温暖化なんてバカな流行語のことではありません。
まずは安全に暮らせるための確実な食糧です。これがないと人間は3日と生きられず、そのための争いを始めます。
世界中で最大の問題は、増え続ける人口とそれに似合う安全で確実な食糧が枯渇していることです。
もちろん食糧問題は食料の量の問題だけではなく、それを永久的に生産し続けられ環境が最も重要で、一時の話では何も解決しません。
そういった意味で、簡単には広がり続ける砂漠化を食い止め安全な食料生産が継続的に出来るような環境と、それを恒久的に循環運用できる仕組みを作り上げることが分かりやすい例かも知れません。

もう一つは、万人の価値観の共有です。
大昔から宗教がもたらしたものは戦争と人殺し以外何も功績がありません。
つまり信じるもの、価値を感じるものが違うことによる人間同士のコミュニケーションの不成立が不安定な人間社会を作り上げます。もし、全ての万人が同じ共通語を話、同じ過去録を共有化できれば、単なる誤解や行き違いから争いが起こすようなことは少なくなるかもしれません。

簡単には、せめてネット上では共通言語で意志の疎通が出来る手段を構築することです。これならGoogleでも出来るかも知れません。ただし、英語や日本語といった既存言語は一切使わず、絵画や象形文字から作り始める必要があるかもしれません。普及するには数百年を要するかも知れませんが、取り組む意味は十分にあります。

といったバカバカしいアイデアでも良いようですが、応募期限は2008年10月20日だそうです。
それまでは色々なアイデアを密かに考えておいて応募締め切りが終わってから公開するのもいいかもしれません。
ここは一つGoogleに自活させる良い機会かもしれません。