実は、私の趣味人生で一番長く続いているのは音楽です。
中坊の時にフォークギターから始まり、シンセ・キーボードとのお付き合いが約30年です。
今でも手元に1台「Roland JX-305」を置いて時々演奏して楽しんでいます。
シンセとの出会いは中学時代で、後輩がエレクトーン師範だったのに影響されてギターからキーボードに転向しました。
キーボードが自宅には無く、後輩宅に入り浸り当時で300万円もする高級エレクトーンで遊ばしてもらっていました。
当時はシンセは高嶺の花、とても市販シンセは買うことが出来ませんでした。
どうしてもほしくてアナログシンセ「WAVEKIT」のキットものを購入し自作したのがシンセの始まりです。
このシンセ、鳴るまでには一苦労しましたが、アナログらしい良い音がします。
今でも時々電源を入れて音だししてみますが、音程のぐらつき加減が郷愁を誘います。
ただ、このシンセはモノホニック(単音)で和音が弾けないのが残念です。
というか当時ポリフォニック・シンセはプロ用で、とても素人が趣味で買えるような値段ではありませんでした。
「WAVEKIT」参考ページ
http://www.mars.dti.ne.jp/~ogura/e_hobby/wavekit.html
アナログシンセを自作するならココ
http://www.aleph.co.jp/~takeda/radio/homemadesynth.html
ようやく素人が手に入る値段に下がったポリフォニック・シンセを、大学に入学早速ローン購入しました。
それが「Roland Juno-6」これは良かったが、痛かったー。ローンに4年苦しみました。
音は丸みのあるオルガン系の音ですが、なんとも言えない深みがあります。
ここからJuno-6の説明書がまだダウンロードできます。さすがRoland
http://www.roland.co.jp/support/manual/index.cfm?SEARCHBY=PrNm&SPRNM=JUNO-6
シンセはメーカーによって音の色合いが違います。
当時はローランドはオルガン系、コルグは尖がった音色、ヤマハは薄っぺらくて金属系といった具合でした。
今はデジタル処理でそれ程違いが無いですが・・・
大学卒業後、社会人になって大人買いしたのが「KORG DSS-1」です。
当時はデジタルの走りでサンプリング・シンセがどうしても欲しくて発売日に購入したのがこれです。
わざわざ大阪まで買いに行き、店頭にディスプレイされた直後にお買い上げです。
ほとんどサンプル出荷状態だったようで、大阪から30kgもあるシンセを友人と二人でせっせと運んだのにバグものでした。
何とバックプレートに未結線が・・・でも当日の夜中に工場から直送で届きました。さすがです。
「KORG DSS-1」
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/DSS-1/
DSS-1はサンプリング・シンセなので、どんな音でも録音することによって音階が付けられ演奏できます。
これが楽しいのですが、楽器としはさほど良い音では無かったと思います。
コルグらしく尖がった太いベース音は気に入っていましたが・・・
東京時代にある中古楽器店で衝動買いしたのが名機「YAMAHA DX7」
確か数枚のメモリ音色付きで2万円程度と安かったと思います。
まーこれは予想通りのキンキン音で、エレピ系の音はそこそこ使えました。
「YAMAHA DX7」
http://www.yamaha.co.jp/design/products/1980/dx7/
以来、時間は大きく流れて、数年前にオークションで手に入れたのは「Roland JX-305」となるわけです。これも2万円ほどでした。
これはグルーブ・シンセの内に入りますが、とにかく音色が豊富でリズム系と合わせたDJ演奏が得意なキーボードです。
意外とピアノ、ギター系の音で良い音します。
「Roland JX-305」
http://www.roland.co.jp/products/mi/JX-305.html
かなり以前ですがソフトウェア・シンセとうものにはまりかけた頃がありまして・・・
その当時に作ったJava版リズムボックスがまだ残ってました。
これ以外にもアナログモデリングのJava版シンセも作ったのですが、使ったコンポーネントが特殊で未公開です。
Java版リズムボックス
http://sound.jp/tripper/drum.html
これには、WEB上で世界中の人とリアルタイムに音楽を作り合えるプラットフォームを作るという壮大な夢があるのですが、なかなかムズイ・・・
只今、Flash版のソフトシンセを研究中、その内に公開することがあるかも・・・
最近のシンセの中身は殆どソフトシンセになりつつありますが、ゲーム機を楽器にしようというソフトもあります。
何れも楽器とは・・・気がしますが、身近な暇つぶしには良さそうです。
「KORG DS-10」シーケンス・シンセ(7月発売だそうです)
http://www.aqi.co.jp/product/ds10/
「M-06」シンセ・ギター
http://www.dsguitar.net/
どうやら学研「大人の科学」もテルミン以来、アナログシンセに走りつつあるようで次回辺りは何かが出てくるそうです。
久々「WAVEKIT」でも引っ張り出して音出してみようかな?
アナログは温まるまでまともに動きません、30分くらい時間が掛かります。
アナログシンセ作るのなら、この点もシミュレートして欲しいものです。