秋の夜長、最近はゲームにはまっている。
無駄な時間の過ごし方とはわかっているのだが・・・

お題であるが「物理エンジン」とは、なんぞや!
ということからですが、簡単には物理計算を行なうコンピュータの計算プログラムです。

一昔は「三次元」や「3D」なんて言葉が主流でしたが
最近では「物理エンジン」がどれだけ優れているかによって表現の幅が変わってくるわけです。

その昔「三次元」の時代は、いかにして三次元の情報を二次元に変換するか?
という効率と効果がポイントであったわけですが、
「物理エンジン」ではそれに加えてどれだけ本物の運動に近づけるか?
という運動ベクトルの制御が重要になります。

例えば「リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見した」とすると
「その時リンゴは、地面で少しバウンドしたはず」です。
といったような極自然な動きを再現するためのプログラムなわけです。

この程度なら簡単なプログラムで表現できますから以前からもありましたが、
これらの運動を巨大なフィール全体でとなると大変です。
衝突が衝突を生んで、それらが微妙に影響し合うわけですから、とんでもない計算量になります。
まともに計算式を解いていては解けない問題なのです。

まーいつかは究極の物理エンジンを作ってみたいものです。
その勉強というわけではありませんが、例の有害図書指定ソフトGTAをテスト中です。

ソフトの内容はともかく、このエンジンは相当よい感じです。
スコットランド生まれのエンジンで、ゲームエンジンとしては最強の部類でしょう。
開発はReal Time Worldsのデビッド・ジョーンズらによるものですが、
なんでも次回はXbox 360用に「HAVOK」をエンジンに開発中とのことです。

GTAの評価は賛否両論ですが、私としては・・・ありかも。
何をするかは、あなたしだいということです。

問題の一つはこのエンジンだと思います。
つまり仮想空間が現実に近づいて来た証拠だと思います。

例えば任天堂のマリオなんかも、見方を変えれば内容は相当なものです。
技術的な問題もあり、結果的にあの表現になっているだけですから・・・

仮想空間がリアルになればなるほど、こういった問題が顕著になってくるかと思います。
ただ、表現はもう少しなんとかなったかも・・・

とにかく、私はこのバーチャル空間でしばらく暮らすつもりです。
なんだかマトリックス見たいですが、いつかそんな時代も来るのでしょうね。
そんな予感をさせるゲームでした。