昨今、犯罪の低年齢化がますます進んでいるようですが、なかなか対策は進んでいないようです。
背景は色々とあると考えられるが、全般として想像力が欠如しているのではないかと思います。

人間というものは、現実と想像の世界の間に生きている動物で、いかに現実を捉えているか?いかにそれを頭で理解しているかは個人それぞれまちまちであり、他人が計り知ることは不可能ではありますが、多かれ少なかれ、人それぞれあらぬ妄想を抱いていきているものです。

想像力は時にあらぬ妄想につながるものですが、またそれは想像の中で決着できるものであったりします。つまり妄想と現実を頭の中で推し量っているわけです。これらは想像力のなせる業です。

小さい頃の想像力は逞しいもので、ゆえにママゴトとかが素晴らしくうまくできるものです。ところがある時期から、想像と現実のバランスが逆転してくるわけで、それが自我に目覚める時期でもあります。

ただ、重要なのはその想像力を付ける時期に、十分その発達が行われていることが重要です。それが昨今うまくいっていないのでは考えます。

テレビやゲームの影響は少なからずあるかと思います。問題は見せ方(与え方)で、現実と空想が混在するようなものを与える場合は十分注意が必要です。とかくバーチャルな時代ですのでこの点は留意すべきでしょう。

昔は空き缶一つあれば、それから何十通りもの遊びを作り出せたものです。
今の子供は無条件にリサイクルボックスに入れるのでしょうね。