紙ラジオ（その３）

今年はラジオがブレークする。きっと間違いない。そうに違いない。と思うこの頃です。最近の若い人達はあまりラジオを聞かなくなったようにも思いますが、是非一度ラジオをつけてみてください。ただしＡＭラジオがお勧めです。これが実に面白い。テレビと比べるとやはり情報量は少なくなりますが、それが実に丁度良い塩梅なのです。

ＡＭラジオって私の年代にはある種ノスタルジックな雰囲気をもっているもので、ラジオ独特の音の響きが、一瞬にして懐かしい昔に引き戻してくれます。特にＡＭラジオはおしゃべり中心で、その語り口は殆ど昔と変わっていないし、かかる音楽もどちらかというと古め、最近のピップホップ系の音楽なんかはなかなかかからないわけで、どちらかといえばフォークとか演歌が中心なわけで、確かにこの時代をしらない若い人達にとっては、ちんぷんかんぷんなのかも知れませんが・・・

去年あたりは、昔ブームになったＢＣＬラジオがメディアに取り上げられて、オークションでアンティークラジオの値段が一気に値段が上がってしまったようですが、こんな現状もそろそろ卒業をまじかに控え余裕が出てきた「弾痕の世代」の方々の願望が見え隠れしてそうな気もします。まースケールは非常に小さな話ですが、これもその世代の人達のつつましい生活観がにじみ出ているようで、共感しかりであります。

業界の端くれにいる人間として言うのもなんですが、今のインターネットって面白みが無いように感じます。仕掛けそのもの（HTML、BBS、メール、チャット）は、昔のパソコン通信時代から全く新しいものは出てきていませんし、コンテンツの大半は、私のような素人が書きこんだもので洗練されていないわけで、面白くないのも無理は無いわけです。ホリエモンがラジオをほしがったのも無理もないことだと感じます。

しかしホリエモン、世の中経済だけではないですよ。大切なのは時間です。その限られた時間の中でいかに満足するか？ということが重要で、働いてお金を貯めて・・・ではなく、日々心が満足できることが重要で、物事考え方一つで価値観を変えられることを知る必要があるのではと、安月給のサラリーマンをやっている私は、日々自分に言い聞かせて励ましているわけです。はい。