地図の要らない寄港地④ 〜 アラスカ・大自然の癒しに包まれる! | 喜多川リュウの『Life is Art』〜豪華客船コーディネーター

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週の半分を東京で、もう半分をで田舎で暮らしながら、
遊び半分、仕事半分に感じたこと、見つけたこと、
経験したことをつづっていきます。
還暦までに「やり残していること」にも挑戦していきます!

『クルーズでアラスカに行ってみませんか?』

そう言うと、たいてい「でも、アラスカって寒いんじゃないですか?」という答えが返ってくる。

 

 

 

一般的には「寒い」イメージがつきまとうアラスカ…。

でも春から夏にかけて(5〜9月)の5ヶ月間はアラスカクルーズの季節となる。

 

通常、船旅の移動は夜間に行われることが多いのだが、アラスカ航路は例外だ。

バンクーバー港やシアトル港から発着する一般的な7日間のクルーズの場合、

航路の半分(約4日間)はどこにも寄らずに走りっぱなしの「終日航海日」だ。

だが「日中の移動」をこれほど満喫できる航路はアラスカの他には少ない。

 

無数に連なる緑の生い茂った小島の間を縫って客船はすすむ。

いきなり船の真横にブリーチングをするシャチやクジラが現れたり、お腹の上で貝殻を叩くラッコに出食わしたり…

やがて氷河を乗せた山々が迫ってくる。

 

まばたきをする間も惜しいほどの景観が展開する。

緯度が高い地域なので、日が長く、早朝から夜10時過ぎまで壮大な風景を楽しめる。

 

客船の速度はロードバイク(25km)くらい。

目の前に展開するパノラマを眺めながら、オープンデッキや客室のベランダなど、船内のお好に入りの場所でゆったりと過ごすことができる。

 

だが「アラスカ=寒い」という先入観が邪魔をするため、この航路の魅力を知るひとはあまり多くはない。

 

【参考動画】http://寄港地情報.com/INSIDE.html