ゴルフR試乗記!ではなく実際に所有してみた雑感



目次



ゴルフRとは?


ゴルフRとは自動車メーカーであるフォルクスワーゲンのラインナップの中にある
ゴルフの最上級グレードで価格¥5,849,000〜(2020年2月現在)で販売されている車両です。価格¥5,849,000〜となっていますが実際にはほぼフルオプション状態でありメーカーOPは無いに等しいのでこれプラス諸費用と考えてください。通常グレードのゴルフとの大きな違いは大まかに通常のゴルフがFF(前輪駆動)なのに対しRではフルタイムのAWDとなります(※オールトラックもAWD)。




シャシ性能


フォルクスワーゲンが開発したプラットフォーム通称「MQB」(Modulare Quer Baukasten)と呼ばれる共通のプラットフォームを採用しており、現在ではpoloからパサートまでセグメントが異なる車両までを共有しています。特段通常グレードのゴルフとシャシ性能に差は設けられていません。ここが少し国産と違うところかもしれないですね。
国産車の場合に多くみられるのは、通常グレードから派生したスポーツモデルにはスポット増しやタワーバーなどによるボディ補強が入るがゴルフには当てはまりません。高張力合板も今では国産車にも多く取り入れられてはいますが、ゴルフの場合約80%に使用され、そのうちの28%が超高張力合板だそうです。更にレーザー溶接と呼ばれる「点」ではない「線」で溶接する方法と「面」で接合する接着剤を取り入れているそうで、これらの技術もあり非常に高いボディ剛性を獲得しているためグレード毎に補強をする必要がないのだとか




エンジン性能


エンジンは2Lターボ(1984cc)ボア×ストロークが82.5mm×92.8mmのロングストローク型のエンジンで最高出力310ps最大トルク40.8kg/mです。今では300馬力越えの車両も珍しくもないですが、僕の思うに外国とは訴訟が非常に多く、その為もあり実際にダイナパックで計測しても公称値より出力は高い模様です。出力もさることながら注目したいのは「トルク」。最大値ではなく最大値の発生回転数です。40.8kg/mを2000rpm~5400rpm間にわたって発生し続けるところに注目してほしいですね。
この車両に乗り換える前は今現在よく売れている2.2Lのディーゼルエンジンを搭載したSUVに乗っていましたが、低回転でのトルクの出方がほぼ遜色がないように感じます。
勿論アクセルを強く踏んだ際の加速は別物ですが。燃費性能に関してはjc08モードでの燃費が13.0km/lです。実際には乗り方によって大きく変化します。この辺りは国産の特にハイブリッドには完敗です。しかし、公称値との乖離はやはり少なく実際に遠くまで出かける時などは16km/lを超えることもしばしばあります。ちょい乗りで8km/lと言うところでしょうか。




快適性


僕は現在30代後半なのですが、2L+AWDってなると直ぐにインプとエボを思い出す年代です。勿論憧れていました^^よくこの2台の車両+最近ではシビックタイプRと比較されますが、そもそものステージが違います。快適性においては間違いなくゴルフRの圧勝です。走行性能における部分(サーキット走行など)においては負けていると思います。特性的にゴルフRはGTカーです。直線ではインプやエボより少し速くコーナーでは引き離されます。シビックには直線でも負けます。車両重量も1510㌔と見た目の割りにかなりの重量です。勿論快適性においてはこの重量が逆にいい方向でプラスされ見た目より重厚な乗り味を出しているのではないでしょうか。「DCC」と呼ばれる簡単に言うとモードが切り替わる物が標準で搭載されていて、エンジン特性からサスペンションの減衰・マフラーの排気(通常2本排気)が4本排気(少しの変化)にステアリングの特性まで・・・ほかにもありそうですが、この中で「コンフォート」を選択すると、クラウンのアスリート程度の乗り心地に変化し、「レース」を選択するとそこそこに減衰が高くなりギャップを拾いやすくなりますが、人によっては「レース」が「ノーマル」でもいいと言われます。ちなみに「エコ」ではアクセルを離すとコースティングモードになり完全にクラッチを切った状態になります※ブレーキ・アクセルの操作で直ぐに駆動が再開されます。




輸入車って壊れる?


輸入車とひとくくりに言うと語弊が生まれるのでここで言う輸入車とはドイツ車とします。ちなみにではありますが、最近のイタリア車などは昭和後期~平成初期位の国産車レベルの故障率だと個人的には考えています。

国産が異常なほど壊れないのでそこから見ると壊れます。国産の場合壊れない上に消耗品が少ないです。これもまた一つの技術でしょう。壊れるにも理由があります、日本の技術の方が進んでいるかにも思えますが、自動車に関して言えば全然ドイツ車の方が進んでいますし、進んでいなければなりません←特に完全関係。国産の場合はかなりテストした上で実装されますが、向こうは早い段階から実装しそこから得たデータを入れ込むことで後期型から安定し始めます。だから出始めの技術を入れた初期型が壊れるのはこのためです。輸入車を買う時は後期型をおすすめします。と言ってもひと昔前とは雲泥の差だとは個人的には思います。実際僕の車に限っては全く故障はありません。




DSGって実際どうなの?


DSGってぶっちゃけ乾式と湿式では全くの別物です。乾式は凄くダイレクト感はありますが、許容できる熱量が低いためジャダーの発生が多いようです。

ゴルフRは勿論湿式のため対トルク性能は段違いに高くジャダーを感じたこともありませんし、自分で言うのもアレですが結構無茶な乗り方してますが全く変な挙動を示したことがありません。実際僕のゴルフはRevoTechnicのECUチューンを行っていてトルク約50kg/mですが、全く滑りを感じたこともないので不安にもなりませんし、まだまだパワーアップしてもよさそうな感じです。乾式に関しては正直やっと最近アップデートなどで落ち着いてきたのかなと言った印象です。




維持費は?


上にも書いてますが、故障が全くないので普通に国産車とほとんど変わりません。
もちろんそこそこパワーのある車なので燃料がハイオクなのは仕方ありませんが、逆にオイルなどはロングライフオイルを指定されていて日本においては15000㌔毎の交換が推奨されていてドイツでは最長30000㌔とされています。実際僕は田舎住なので15000㌔も無視してコンピューターが後〇〇㌔でオイル交換して下さいと表示されるまで交換しません。継ぎ足しなども聞きますが僕の車両においては全然オイルも減らないので継ぎ足したことも一度もありません。しかし、消耗品はやはり若干金額が高いです。ワイパー交換だけでも1万以上です。あとブレーキもそこまで無茶には減りませんが国産のようにパッドも減らなければローターなんて無交換って感じにはいきません。それにダストも純正パッドはかなりダストが多いです。僕は純正のフィーリングが気に入っているので交換してませんが。維持費は国産+αと言った印象です。

この+αでこれだけ楽しめたら僕的には十分です。実際輸入車に乗ると思ってたほど維持費がかからないですし、特にベンツなどはほぼ国産レベルの故障率だと聞きますので、、、←Sクラスとかは別です。

外車嫌いならともかく故障とか維持費気にしてやめとこうと思うなら勿体ないので車が好きなら一度輸入車を経験してみるのも良いと思います。特にゴルフRはオススメです!
後部座席はやはりそれなりに狭いですが、ヴァリアントも選べるので積載量に関してはそちらを選べばいいだけの事ですし、パワーもありますが、闇雲ではないので踏まなければゴルフだな~って感じの優等生っぷりです←サウンドジェネレーターがうるさいので僕は簡易的なコーディングで切ってます。踏み込めばちゃんとリミッターの250㌔まででます。多分、きっと、絶対に(笑)
パーツもたくさんあるので弄って自分だけのオリジナリティあふれた車にも出来るので本当に今でも楽しくて仕方ないです^^僕って結構飽き性なのでここまで気に入って乗ってるのが珍しいのでびっくりされます(;^_^A



そんなこんなでhtmlを学び始めてちょいと何かやってみようと書いてみました。
少しでもゴルフRが気になってる方の参考になればいいなと思います。