- さいはての彼女 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
- ¥540
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4つの短編集からなる作品です。
全部前向きな話で爽やかな読後感です。
中でも表題作「さいはての彼女」が一番良かったです。
沖縄にバカンスに行く予定だったバリバリのキャリアウーマンの主人公が、「有能な秘書」の手配で目的地とは正反対の北海道に行くことになってしまったことにより思わぬ方向にストーリーが展開していきます。
北海道で出会った聴覚に障害のある「ナギ」というハーレー乗りの女性と接していく中で、主人公の心に変化が生じてきます。
面白い話でしたが、心が洗われるような感動的な話でした。
「人生をもっと足掻こう!」の言葉が気に入りました。
他の原田さんの作品も読んでみたくなりました。