前回書きましたが、インドでは大きな町や都市以外ではまだまだ「お見合い結婚」が主流のようです。

これは、結婚が「個人と個人」という考え方よりも「家と家」という考え方に基づいているからなのです。ですので、お見合い相手についても、
個人同士が気に入るかどうかよりも、家族同士が気に入るかどうかのほうが大切 
ということです。日本ではなかなか考えられないですね。

これに加えて結婚に大きな影響を与えるのが皆さんもご存じの≪カースト制度≫です。

カーストと言うのは、伝統的なインドのヒンズー教の身分制度のことです。上から、バラモン(僧侶)→クシャトリア(王侯・戦士)→クシャトリヤ(庶民)→シュードラ(奴隷)となります。
インドの憲法ではカースト制度を禁止していますが、まだまだ社会構造の奥深くに残っているようで、同じカースト身分の者同士でないと結婚できないという考え方が人々の中には残っているようです。

私の友人の結婚式についても同じことが起きていました。夫婦ともにクシャトリアの出身です。彼らの場合もお見合い結婚だそうです。

また、カースト制度はインドの社会構造や日常生活にも大きな影響を与えています。

友人から聞いた話によると、例えば政府関係や公務員などの公の職業に就く時、公募枠の段階で、各カーストによる人数制限が設けられているそうです。ですから、公務は下位のカーストの人たちが働ける枠が少ないような設定になっています。いくら働きたくて、有能な人材がいたとしても、カーストによって制限されてしまうというのが実情のようです。

友人たちはこの制度に対して憤りを感じていますが、他のインドの社会規範と同じく、田舎に行けばいくほどこの傾向は顕著であるし、大都市ではそれほど規制が厳しくないということです。

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