ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ
ディジュリどぅ

この日は結構寒い日で、会場も風が抜けていまして、お客さんもスタッフもちょっと気合いがいる感じ。
演者は殆ど台詞が無く、パントマイムまでいかない、地味目で、それでも動きの心理が分かる様な難しい演技。

音楽隊の音切っ掛けで進行する状況も多々有り、音楽隊指揮の赤田先生はピリピリした中、行き成りの司会も任されていました。


リハでスタンドマイクと写っている「青木光男劇場」青木氏。
お噂どおり非常にユーモラスかつ地元密着系のしゃべくり。
今回はタクシーネタ。
途中クラクションも聞え(まぐれで)即応されてネタにしていました。流石!

オープニングでの踊りは裏に居たのでとても残念ながらじっくり見れず。でもリハの時に少しだけ拝見。
カッコイイ御召物で粋で軽やかな踊をされていました。


そして、「ONI」本番。

荒筋はどこかで見て頂くとして、個人印象を少々。

「間」というのはどんな場面でも、特に音楽、演劇では重要です。
が、緊張感の有る、次の展開を予想しかけつつ期待する待ち状態は、集中力が高まっているので(人それぞれの時間で)切れる所が来ます。

いつまでも集中し続けられるオーディエンスは少ないはず。

で、どのくらいで切れるかはその前後の状況によると思いますが、

今回はその切れる直前。「集中出来る限界」近くまで「間」を取った、非常にギリギリかつ挑戦的な内容だったと思います。

よくぞ皆様着いて来て下さった。感謝。


鬼のジャイアントロボも目を点滅させながら愈愈という感じで出現し、流木ディジュを数分間コールで叫びっぱなし。少々の風邪も喉を潰して治す!って勢いでした。

中盤の経文を書いていく書道場面も上レスに近い役者魂を見せ付けた演出。
終盤のONIと后の睦み合いも視覚に訴える演出効果をより出せる様試行錯誤した動きで完成。


今昔物語原作を現代的に(というか流行のサブカルも彷彿とさせるアニメ文化アキバ文化も匂わせる)アレンジした白神氏こん身の一撃。
という思いが伝わる作品でした。



$ディジュリどぅ


ちなみに書道家演者も勤めた「蟠龍」氏。劇最後にバシッと画いてくれました。
彼は何度かイベントでお会いしているディジュ吹き。
リハの時も流木をバシバシ吹かれていました。凄いポテンシャルだ。
実はだんぜん僕よりも暦も長くいろいろ詳しいらしい。今後もどこかで交流したいものです。


今回は本当に実験的で、スクリーンに幻影の男が舞を舞うシーンを映しているんですが、それがパソコン処理で3Dになっていて、お客さんは全員鬼デザインの赤青セロハン眼鏡をかけて演劇を鑑賞するという挑戦もしていました。

実は大きく立体的には見え辛かったという事らしいですが、そういった今まで簡単に出来にくい事へ、トータルで突き詰めていく、という志も、忘れない様にしたいなぁと思いました。


何せ、これから面白い、面白くなっていく、面白くなって行ってみせる。心意気でしょう♪