
当時倉敷の友の会に参加した僕は、中高とブラバンで金管楽器をしていてその後ボーンでジャズ系の学校にも通っていた事もあって
何となく自信が有りまして「すぐに出来そうと」始めた所「なんじゃこりゃー!」の連続。
バジングの発音という以外は金管楽器の基礎は殆ど役に立たず、というより今までしてきた事をとりあえずチャラにして取り組まないと先に進めないというカルチャーショックでしたね。
循環呼吸やトゥーツはトロンボーンやトランペットでしていたのですんなり出来ましたが音色変化がキチッと出来ず苦労しました。
その上最初に聞いてはまったCDが「レゾナンス」(ジェレミー)なのでさあ大変。。このディジュは南オーストラリアからのユーカリ製で結構うねっているので結構こもった音が出てコントロールはしづらい方です。キーは通常ピッタリD(440で)が出ます。うねり曲がっている内部形状なのでトゥーツは遠いですね。マウスピースは大きい方で音色変化循環呼吸共に難しいです。比較的内側の容積も太くなくベルボトムでもないのでコールも遠くに飛びません。使いづらいディジュですが音楽的にコントロールがどうのと言った事を越えた思い入れが有ります。なぜかディジュに関しては楽器としての性能における優劣と全く別の観点での善し悪しの基準が有るようで吹きづらいけど気持ちいいディジュ、とか吹きやすいけど気持ちが入らないディジュとか有るようです。