
硬いうえに粘りもあって非常に刃が立たない。
今までで1.2を争うきつさです。
という事は硬く粘りのある芯のしっかりした良い音が出そう!
木肌もしっとりしていて荒い節もなく木目も暴れていなくて穏やかです。
しかしノミを持つ手が痛いし肩がこりまくりです。板材からの製作ではハーフパイプを作って張り合わせるという予定で進めます。まずは材の状態で節や割れは切り落とし木目の方向を見つつ合わせ方を決定。内堀ラインをけがき、外寸をカット。内堀は荒取りに電動工具で、仕上げ彫りは丸ノミではつりハンマーでたたき彫っていきます。出来上がると内堀部分に「アクリル塗料」で水分を吸いにくいようにコーティング。ティンバーイダキレプリカ以降のディジュ内塗りはアボリジニが伝統的に使っていない「青色」で塗装。伝統的には「赤」「白」「黒」「黄色」で「血」「骨」「肌」「神経」の色だそうです。敬意を表して内塗りでレプリカであることを証明して「青」にしました。前回のまとまったお仕事「ストラクチャーディジュリドゥ」もノンアボリジニカラーの「緑」色を採用しました。これは孝三さんが好きな色という事が最大要因です。ちなみに僕が好きな色は「青」