隣の県にバイオリンを作りにいく前日の朝。
仕事から帰ってきてシャワ~を浴び一息つく。
「さて、とっ」
出発当日だというのに準備といえば制作に使うクラフトナイフの購入とホテルの予約と電車の時間を調べてあるだけだった。
とりあえず鞄に着替え等を詰め込み・・・つめこみ・・・つめ・・こ・・・入らない

違う鞄に入れ替え空のバイオリンケ~スを用意して準備OK!
ん?
クラフトナイフ入れ替えたっけ?
元の鞄をのぞいてみる。
ああぁぁぁぁ
なぜこれだけ入れ忘れた?
結構でかいのに。
気付かなかったら危ないところであった。
クラフトナイフだけは忘れてはならない必需品。
これを忘れたら幹事のさくらさんに大目玉を食らうところであった。
とりあえず準備はできたので後は時間になるのを待つだけ。
ちょっと時間があったのでさらさらっとバイオリンの練習をする。
そして出発の時間。
駅まで家族に送ってもらいいよいよ現地に向かう。
ちょっとした旅行気分で電車に乗る。
車内では結構注目を浴びていた・・・・・気がする。
確かに白のロ~ライズジ~ンズに白のジャケット。
そして空とはいえバイオリンケ~スとパンパンに膨らんだ鞄をもっていれば嫌でも目立つ。
なんとなく視線を感じながら乗り換えまでの我慢と思いひたすら耐えた。
乗り換えの駅につきしばらく待って電車に乗り込む。
終点まで乗っていればいいので後は楽である。
座席に座り早速寝る。
爆睡の中いつの間にか電車は発車していて気付いた時は刈谷。
さすがに名古屋に近くなると満席で電車内も満員状態。
ざわざわしていたので目が覚めたのだった。
しかしまだ先は長いので何事もなかったようにまた眠りに入る。
そして再び気付くと岐阜。
目的地の大垣まで後どれくらいだろうと時計を見てみるが岐阜から大垣までどれくらいかわからなかったし、そもそも何時につくか知らなかった。
ただ、もすぐだろうと思ったのでそのまま外を眺めていたらあっという間に到着。
改札を出て駅前に出るとぽかぽかと穏やかな天気。
思わず
着いた~!!
と叫びたくなったが周りの目もあったのでそれはやめておく。
タクシ~でホテルまでと思ったが陽気に誘われて散歩しながら行くことにする。
水都と言われている大垣の町並みを堪能しうろ覚えの地図を頼りに歩いてやっとこたどり着いたホテル。
意外に遠かったので途中ちょっと後悔しつつもホッと一安心。

チェックインを済ませ部屋に入ると同時ぐらいにさくらさんからメ~ルが届いた。
なんでもお迎えがさえさんに変更になったとのことだった。
夜は前夜祭の予定だったので車でホテルまで迎えにきてくれる手筈になっていたのだ。
時計をみると予定までまだ3時間程あったので一眠りしようとベッドに倒れ込んだままいつの間にか眠ってしまったのだった。
♪Yeah!めっちゃホ~リデ~ィ うきうきな夏希望~
ん?
「ああ時間か・・・」
携帯のアラ~ムが部屋中に鳴り響き目が覚める。
半分ぼ~っとしながらシャワ~を浴び出かける支度を淡々とする。
時間よりちょっと速いが遅れるよりはと思いホテルの前で待つ。
人見知りする性格なのと初のオフ会参加ということもあり緊張しつつ期待と不安の混じった何か落ち着かない感じではあったが待つことほんの数分。
ホテル前に1台の車が入ってくる。