さほは状況が飲み込めなかった。いつも虫歯の治療を嫌がっていたあの少年が地球の存亡をかけ最強のロボットと戦っていたのだ。

ザブンガー:でもここでザブンガー砲使っちゃったら地球が壊れて話終わっちゃうからもう少し引っ張ろう!

 ザブンガーは本当に物分かりが良い。作者は感動した。宮脇少年は反撃のチャンスを伺っていた。

宮脇少年:くそっ。このままではこの地球が滅んでしまう・・・。絶対させるもんか!

 そこにはさっきまでの華奢な宮脇少年は居なかった。彼は元々イケメンであったため、かっこ良さ測定器なるものがあれば、それが壊れるくらいのかっこ良さだった。

さほ:もしかして・・・。私・・・。

 ここで守岡博士からが通信が入った。

守岡博士:さほ!聞こえるか!さほ!これ以上騒ぎが大きくなる前にザブンガーに始末させ、ザブンガーの機能を停止させるんだ!

さほ:・・・博士・・・。私、出来ません・・・。

守岡博士:こら!ちゃんと仕事しろ!誰のお金で食べてると思っているんだ!

さほ:それはこっちのセリフだ。

守岡博士:サーセンw

さほ:私、今日限りで助手辞めます。

守岡博士:何だって?!何故だ?

さほ:気付いたんです・・・。私、宮脇君がスキちゃん!!!

守岡博士:何を言っている?厨2病になったのか?

さほ:それはこっちのセリフだ。

守岡博士:サーセンw

 次の瞬間さほは間違いなく宮脇少年と同調するチモール星人の存在を捉えた。100年ぶりに全方位美人誕生が誕生した瞬間である。

チモール星人:宮脇君、何とかなるかも知れないぞ。
 宮脇少年は最早気を失って使い物にならなかった。まぁ無理もない。おかしな事がこんなに起こっては正常でいる方がおかしい。ザブンガーがゆっくり近づいてきた。

ザブンガー:気絶しちゃったか。このまま消すのは申し訳ないから起きてからにするか!

 何と都合のいい展開。すかさずチモール星人は宮脇少年の脳にコンタクトを取った。

チモール星人:宮脇君!起きるんだ!こうなったら私と融合して君の力を解放するしかない!

 チモール星人は宮脇少年と融合した。宮脇少年は光に包まれ、起き上がった。

ザブンガー:んぁ?なんだ?

宮脇少年:どうしたんだ一体?

チモール星人:起きたか、宮脇君。君と融合した。私は争いが嫌いだが、ザブンガーが起動してしまったからには戦って活動を停止させるしかない・・・。

宮脇少年:ザブンガーって何?

チモール星人:守岡が作り出した究極の有機物ロボットだ。超能力バトル漫画の主人公や主要キャラが使えるような技は大体使える。見た目は25歳の成人男性だがな。

宮脇少年:え?そんな奴と戦うなんて怖いよ><11歳も上じゃないか?

チモール星人:大丈夫。年齢は見た目だけだ!私と同調すれば人間の隠された能力を発揮することが出来る。現に怖いとは言っているが、それは寧ろ自分の力にではないかい?

宮脇少年:?!分かった!やれる気がするよ!僕が戦わなければいずれこの星は滅ぶんだよね!

チモール星人:私と同調するんだ!行くぞ!

ザブンガー:これ、博士が言ってた危ない展開じゃない?でもしょうがないね。やるか!

 宮脇少年とザブンガーの激しいバトルが繰り広げられた!互角の激しい打ち合い。一歩も引く気配がない。

チモール星人:仕方ないあれを使うか!

 宮脇少年とチモール星人は、互いに意識を共有するまで同調していた!

宮脇少年:行くぞ!ザブンガー!くらえ、本気(マジ)ボンバー!!!

ザブンガー:ぐわっ!強いね、君・・・。悪いけど、こうなったらザブンガー砲使っちゃうよ!

 そこへようやく博士から様子を見に行くようにいわれたさほが到着した。

さほ:ザブンガーと戦っているのは、まさか・・・宮脇君!?
 ところ変わって自分の命が狙われているとも知らない宮脇少年。無防備にも公園のベンチに座り本を読んでいた。ちなみに本のタイトルは『残念な大人-私が愛した反面教師-』。

宮脇少年:やっぱり真面目に生きよう・・・。世界を平和にするんだ!

 宮脇少年は燃えていた。厨2病が増えたこの世界においては彼の存在は一筋の希望の光であった。帰って宿題をやろうと帰ろうとしたとき聞き覚えのある声がした。

聞き覚えのある声:宮脇君。聞こえるか?

宮脇少年:ああ!この前夢に出てきたチモール星人?また倒れちゃったのか・・・。

チモール星人:いや、この前も今も夢ではない。現実なのだよ。それより守岡の企みが分かった。

宮脇少年:またそんな事言ってるのか!だから守岡博士は(ry

チモール星人:いいから聞きなさい。これは全て真実だ。石神井砲が導入された後でも厨2病があまり減らないのはおかしいと思わないか?

宮脇少年:そう言えばそうだ!世界各国であんなに石神井砲が導入されたのに・・・。まだ世界はサマーパーティだ・・・。

チモール星人:そう。そもそも厨2病が異常発生したのも守岡が原因だ。奴の研究所からが発した厨2電波によって人々は厨2病にかかってしまった。そこで世界が混乱したところに救世主のごとく現れ、自分の開発したものを・・・というわけだ。みんな正常な判断が出来ないからな。

宮脇少年:自作自演お疲れ様?!博士は自演乙なの?

チモール星人:その通りだ。超電子バイオキャメラと石神井砲は現実世界の映像とリンクさせた単なるゲームのようなものだ。多分厨2病ならはまってしまうだろう。人に取り憑く侵略者、チモール星人など初めから存在していない。

宮脇少年:えっ?じゃあ君は?何なの?

チモール星人:私は・・・。

 するとザブンガーToMが飛んでやってきた。

ザブンガー:やぁ、宮脇君!こんにちは!残念だけど君を消さなきゃならないんだ。直ぐ終わるから大人しくしてもらえるかな?

宮脇少年:ええ?!!!もうダメだ。明日精神科に行こう・・・。

チモール星人:もうザブンガーが起動したか・・・。宮脇君しっかりしろ!

 明らかに絶体絶命。