チャレンジング | being on the road ~人生という旅の途中で~

being on the road ~人生という旅の途中で~

3次救急の現場から卒業し、フリーランスとなりました。以前から興味のあった法を学ぶためロースクールへ入学そして修了。お医者さん生活、法律のお勉強、趣味の旅についても書いております。Twitter(@tim22medicus)もどうぞ。

・ここ最近ベッドがないため、それほど忙しくはないんだけど、
なかなかチャレンジングな症例が多いです。
今日もまたもやいらっしゃいました。
心筋梗塞疑いの患者さん。

・それにしては胸の痛みもあまりはっきりしないし、なんか違うなあと思いながら
レントゲンを見て「うーん、ちょっと怪しいなあ」
心エコーを当てて「あれれ、心嚢液がある。大動脈が太い・・・」
この時点で大動脈解離を疑っているわけですが、自分の今まで経験した解離の患者さんとしては
背部痛も全くないし、胸痛も軽すぎるような気がして。

・そしてCTをとってみたらやっぱり大動脈解離。
しかも緊急手術が必要なA型でした。
当院では心臓血管外科が対応できないということで大学病院へ転送。
自分が救急車に乗っていかないとダメかなあと思っていたら心臓血管外科を回っている
2年目の研修医の先生がいってくれました。
彼なら急変しても対応できると信頼できたので安心。
無事に搬送してきてくれました。
いやはやホッとしました。

・そして今日は明日からの指導医講習会に参加するため、千葉の幕張にきています。
セミナーハウスなんだけど、ちょっとしたビジネスホテルより立派。
明日から2日間カンヅメですが何とか頑張ります。
今日は早く寝ちゃおう。