「今日は何月何日って言ったかな?」
今日子どもたちと一緒に 黙祷 しました。
うちの幼稚園は、一日の朝の挨拶をするときに毎日日付の確認をしています。
「さんがつ じゅういちにち げつようび です!!」
元気いっぱいに言ってくれる子どもたち。
この子たちにとっての2年前は、まだ2歳になっていない時期。
そんな子たちに、わかってもらえるように、一生懸命噛み砕いて言葉をおろしていきました。
きょうは、さんがつ じゅういちにちだよね?
いまから、にねんまえ…みんなはまだ、ようちえんにはいるちいさなおともだちよりも
もっとちいいさいときに、とってもおおきなじしんがありました。
いつもと違う私の声のトーン、話し方、表情に、きちんと聞かなければならないと感じ取ってくれた子どもたち。
しっかり私の目を見て、真剣に聞いてくれる様子に、子供たちの成長を感じ密かに喜ぶ私がいました。
子どもたちに話を続けます。
このようちえんも、こわれなかったけど たくさんゆれました。
でも、もっともっとゆれたところがあるんだよ。
みやぎけん とか、ふくしまけん とか、ここからもっともっととおくの おともだちのところが
たくさんゆれました。
みんなは、まいつき ひなんくんれんをやっているよね?
とおくの おともだちたちも、きちんと ひなんくんれんをやっていたんだよ?
それでも、かなしい おはなしだけど、なくなってしまう こ が たくさんいました。
おとうさんにも おかあさんにも だいすきなひとに もうあえなくなってしまう こ が
たくさんいたんです。
いつも みんなで ひなんくんれんをするときに、“おかしも”のやくそくをしているよね?
“も”の “もどらない”ってどうして もどっちゃいけないんだったっけ?
「しんじゃうからー」
そう、しんでしまうよね。
みんなの いのちは なんこもあるかな?
おみせやさんに うってるかな?
みんなの いのちは ひとつしかないんだよね。
だからね、なくなってしまったひとに、もう あえなくなってしまって
かなしいおもいをしたひとが たくさんいるんです。
おとうさんや おかあさんが なくなってしまって、もうあえなくなってしまった こ もいるんだよ。
たくさんのひとが かなしくて さみしいきもちになりました。
だから、いまから
なくなってしまった ひとたちには、ゆっくり やすんでくださいね…って、
おそらから みまもってくださいね…って おいのりをしようとおもいます。
かなしいおもいをしているひとには、はやく なおりますように…って、
かなしいきもちが すこしでも よくなりますように…って おいのりしてください。
おりのり、できるかな?
こう、お話をして全園児で放送を通して一斉に黙祷をしました。
時間は、子どもたちの降園時間もあり13:00に行いました。
ゆっくり、丁寧に話したつもりでしたが、
言い回しが難しかっただろうか、とか
気持ちが少しでも伝えられたのではないか、とか
言葉選びを間違えたなぁ、と思う部分が多々有り、反省してばかりでしたが
自分の大切な子どもたちと一緒に、被災地に心を向けることが出来ました。
入園当初は、避難訓練があるというだけで大泣きしていた子どもたち。
「まねっこだよ」「グラグラ来ないよ」と言ってもなかなか慣れなかった、
泣き虫で甘えん坊な子どもたち。
担任に似ちゃうのかな…なんて(笑)
そんな子たちが、少し子どもたちにとって怖い話をしても一生懸命聞けるようになった
子どもたちの成長に年中に向けてしっかりしてきたと頼もしく思います。
最後までしっかり見ていって、31人全員の背中をしっかり押して、年中に送り出そうと思います。
最後に、被災地の復興が少しでも進んでいけるように、
私なりに精一杯心向けて行動していきたいと思います。
2013.3.11

