Obyan Cafe | 京都1975

Obyan Cafe


七条大橋の西詰にそれとなく存在するリバーサイドなカフェ。店の東側は全面ガラス窓になっているので、多少淀み気味ながら鴨川のストリームを眼下に一息つける。南国モチーフらしく、サーフィンでスキューバでアイランドな小物たちがちらほらと見受けられるものの、アクの強い、押しつけ的なオリジナリティーは皆無で、内装はいたってニュートラルな雰囲気。肩肘張ることなく過ごしやすい。タコライス、カレーライス、オムライスとチョイスできるランチは、どれもそつなく美味い。特に、カレーライスの上にのせられたエビフライのサクサク感は秀逸。立地の良さに反してやや不足感のある客入りっぷりが、これまた穴場的でいい感じ。トータルで見て、抜群のロケーションとは裏腹に、内外装、メニューの味付け、客入りといい、確信犯ではない「地味さ」が漂っていて、ハードルはすんごい低い。エリア的にもギリギリ観光客の毒牙にはかからない聖域なので、シャイボーイも「消極的」に活用できる「ゆるいハコ」なのである。

オブジャン カフェ (Obyan Cafe)
★★★★ 4.0