スマイルバーガー 清水寺店 | 京都1975

スマイルバーガー 清水寺店


京都のデザイン会社「京都職人気質」(きょうとしょくにんかたぎ)が運営するハンバーガーショップの清水寺店。山科本店と桂坂店がギラギラ眩しいエアストリームで営業するのに対して、清水寺店だけはテナント営業なので、面白みに欠ける反面、イートイン可能という特徴が。「大人のための大人のバーガー」を標榜するだけあって、強気の値段設定。佐世保バーガー、モスの匠バーガーと、この手の高級バーガーの先人は多いけれど、後発組として入念に商品開発された感はある。表面がパリパリで中身はふっくらなバンズには「smile」の焼き印が施されて、注文が入ってから鉄板で焼き始めるミートパティは、厚さ1.5~2cmはあろうかという極太サイズ。結論としては、満腹中枢的にも、クォリティー的にも、値段相応の満足感。プチリッチしたいランチタイムにおあつらえ向き。他の2店舗と違って清水寺付近という観光地。「京都に来たらスマイルバーガー」という店側の目論見は、見ている限り少し厳しそうで、目の前を往来する観光客は物珍しそうに見ながらも実質スルー。ひとつ気になること。イートインの客にもテイクアウトの際と全く同じように、何故だか紙の箱に入れられて、さらにシールで封をされてサーブされる謎。無論、客はテーブルでそのシールの封を切って箱を開け、食べ始めるわけだけど……これってなんかすんごい無駄な気が。喫茶店で普通にケーキを注文したら、テイクアウト用の箱に入れられた状態でサーブされるようなもんで。せっかくのイートインなんだから、付け合わせのポテチ・ピクルス併せておっきなお皿でワンプレートで盛られてきたほうが、食べやすいし、アンチファーストフードの雰囲気も出るし、ひいてはエコにもなるのに……ね。画竜点睛を欠く……かな。

smile burger 清水寺店 (スマイルバーガー)
★★★★ 4.0