YAK&YETI | 京都1975

YAK&YETI

YAK&YETI ヤクアンドイエティ。御幸町錦を下がった場所に店を構えるネパール料理店。所謂エスニック料理に分類される香辛料たっぷりの料理であるが、この系統の料理店では群を抜いてお勧めしたい良店。コンパクトなサイズの店内は薄暗い照明で、靴を脱いで床に座ってご飯を食べる形式。この落ち着いた雰囲気がなんとも心地よい。御幸町に面する部分はガラス貼りとなっており、愛想の良い、陽気なネパール人料理人が笑顔でナンをこねている姿がとってもキュート。私の場合、ランチではなくディナーとして年に2回程度、ちょっと贅沢にご飯を食べたいときに利用している、ちょっぴりメモリアル且つ特別な存在なのである。定番は「コース料理2人前:¥7,350(@¥3,675)+チリワインボトル1本:¥2,500」で、計¥9,850、福沢諭吉一枚の、ちょっと奮発のディナーである。イタリアン、フレンチならまだしも、エスニック料理に¥10,000というのはなかなか想像し難いかもしれないが、注文してみて納得、腹一杯の大満足な内容なのである。特盛りサラダから始まるコースは、スパイシーで熱々のタンドリーチキン、ジューシーなネパール風小籠包、激辛香辛料で炒められたポークチリ、豆をひいた粉っぽい風味のダール、粒々の氷がサクサクと小気味良い食感のバニラアイス等々、どれも個性豊かな料理。メインディッシュとなるカレーは特大のナンと共に食すが、このナンはお替わり自由となっているので食いしん坊も大満足。料理はどれも刺激の強い味付けとなっているが、後味のキレが良いチリワインを緩衝材として食を進めると口の中が落ち着くし、ほろ酔い気分も心地よい。そんなこんなで本格的なエスニック料理を思う存分愉しみたい方には是非ともお勧めしたい店なのである。

ヤク&イエティ (Yak&Yeti)
★★★★★ 5.0