船はし屋 | 京都1975

船はし屋

船はし屋 「船はし屋」は、寺町電気街の中程に店を構える老舗の駄菓子店。今でこそ、コンビニなどで手軽に手に入るようになった駄菓子であるが、「船はし屋」は1938年開業と歴史は長く、俗世のブームの浮き沈みの中で、頑なに駄菓子イズムを貫いてきた功績は大きく、頭が下がる思いである。さらに、あの五色豆で有名な「船はしや」 の分家であるというからまた驚き。敢えて伝統の道を逸脱して俗世に降り立ち、駄菓子販売業に転じた逞しい「船はし屋」の生き様を、私は断固指示したい!世は流れ、店の隣に「信長書店」という悪の化身が舞い降りて、端から見るとなんだか居づらそうな雰囲気も感じてしまうが、店の中は果たして駄菓子を買い求める子どもたち・大人たちの活気に満ちあふれている。ざるに盛られた駄菓子の山を、おばちゃんが脳内カンピューターフル回転で見事に暗算!ほんまにあっているのかどうかは知らんけど……。