ルイジアナママ | 京都1975

ルイジアナママ

市内の人間にとって、亀岡という地は、舞鶴方面や他府県へ移動する際の、一つの通過点に過ぎないという認識が強いと思う。それは裏返せば、国道9号線という大動脈から外れたエリアに関しては、地元の人しか知り得ないスポットが存在するのでは、という疑念に行き着くことになる。
「ルイジアナママ」は、国道9号線から少し脇に逸れるだけで辿り着くことができるイタリアンの名店である。周辺はいたって普通の住宅街なだけに、初めて訪れた時は、そのロケーションに少々驚くことになる。お昼時は激戦区となっており、空席待ちの客が店の前にあぶれ出すが、それを待っても食べる価値はある。
メインはパスタとピザであることは言うまでもないが、とにかく量が多く、しっかりとした味付けが特徴。この店より美味いパスタを求め、ここここ なんかに食べに行った経験もあるが、どちらもこじゃれた雰囲気がウリなだけで、量も少ないし、味も薄い。舌が安もんと言われればそれまでの話かもしれないが、やはり「ルイジアナママ」のような分かりやすい美味しさが一番、というのが私の結論である。
この店のもう一つの大きな特徴が、ランチセットを頼むともれなく付いてくるサラダバーとドリンクバー。特にサラダバーはフライドポテトや茄子炒め等々、サラダという領域を超越した総菜王国となっており、メインディッシュが来る前に腹一杯!という本末転倒な結果になる危険性があるので要注意である。

ルイジアナママ
★★★★★ 4.5