結局、先週一週間動悸が気になっていたので病院へ行ってみた。
検査では前回と変わった様子もなく
心電図においても特に心拍数が激しい訳でもなかった。
でも動悸が激しくなるのは確かなので
先生は、「お薬を調整して様子をみてみましょう」、とおっしゃった。
私も考えるところがあった。
母の仕事をすべてやってしまっていることだ。
私が家事をすることで
母には外に出てほしいと思っていたが
ほとんど専業主婦として生活をしてきた母にとっては
家事をすることが生きるための活力になるのかもしれない。
私は朝食後から夕食まで、何日か家を開けてみることにした。
そして今日、夕食の時間に戻ると
まな板や包丁が出ていて
テーブルにおかずが置いてあった。
買い物に行ったの?と聞くと
「コンビニに行ってきたの。
アコレ(スーパー)に行くつもりだったけど
外に出たら風が冷たかったから
コンビニにしたわ。」(コンビニの方が近いため)
すごい進歩だ!
カートを押して昇降機を使って出かけたと言う。
お惣菜や緑茶やプリン
仏壇のお供え用にどら焼きも忘れずに買ってきていた。
何より、一番違ったのは表情だ。
ニコニコ楽しそうに話してくれた。
あさりのお弁当がとてもおいしかったとか
梅干しがなくなったから買いに行ったのに
忘れてきちゃったわ、なんて失敗話も嬉しそう。
母も自信がついたようだ。
自分で考えて行動したり買い物するのは何カ月ぶりだろうか。
足は相変わらず痺れているらしいが
すぐにベッドへ行こうとはしない。
夕食後、食器を洗おうとしたら
母が「私がやるから置いといて」と言う。
今までは、
寝ているといろんなことをやろうと思うんだけど
起きるとやる気がでない、と言っていたのに。
一回の買い物でこんなに変わるなんて。
体調の良い日もあれば悪い日もある。
不安もきっとある。
だけどやっぱり
楽しい想い出たくさん作って欲しい。