自社ブランド製品を作成してネットで売る。中国輸入って難しい?(Private Label) | アメリカ発信 - 主婦が教える eBay、Amazon、Etsy 販売のコツ

アメリカ発信 - 主婦が教える eBay、Amazon、Etsy 販売のコツ

アメリカの発信のネット販売情報(eBay、アマゾン、Etsy)。短期間で数百万レベルの大型ビジネス設立でなく、個人で月500〜3000ドルを稼ぐノウハウ。ネット販売で使える英語、アメリカ郵便(USPS)情報など。

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今、アメリカでは「自社ブランド商品」を作ってネット販売するというのが個人セラーの中でも非常〜に流行っています。

 

アメリカでは、Private Label(プライベート・レーベル)と呼びます。

 

自社ブランド商品の作成を教えるAmazonセラーたちの多くは、商品作成に、中国の仕入れサイト「アリババ」を勧めます。

 

 

ただ、起業したばかりのネット販売初心者には、大まかに以下の3つの理由で、アリババはちょっと敷居が高かったります。

 

1)「最低購入数」が「千」や「万」単位と、大きいことが多く、大きい資金が必要。

単価自体はアメリカ国内等の仕入れに比べるとかなり安いのですが、約束される購入数が大きいところがほとんどです。例えば1つ3ドルの商品でも、3000個の仕入れを約束する場合、9000ドルの資金が必要になります。

 

これに加え、この多量の商品の国際発送料や、最終注文前の確認のためのサンプルの購入代なども忘れてはいけません。大量の在庫を抱えるため、軌道に乗せる目的などで、宣伝(マーケティング、プロモーション)に資金を費やす人もいます。

 

売り手や商品によっては500個仕入れくらいまで下げる交渉に応じてくれるところもあるようですが、そうでないことも多いでしょう。

 

その代わり、単価は安いので、ちゃんと売る作業を怠らなければ、投資した資金を失うことはないと思います。仮に売れ行きが悪くても、値下げするなどで、最終的には少なくとも元は取れるはずです。

 

ちゃんと「売る作業を怠らなければ」です。eBayでもAmazonでも、始めてもすぐに辞めてしまう人が非常に多い。辞めてしまっては元も取れません。

 

2)違う文化を持つ相手との海外取引な為、信頼できる関係になるまでの敷居が高い。

何せ、一つのオーダーで、何千ドルものお金を使う、、ということを考えると、かなりの慎重さが必要になります。

 

アリババ取引先の多くは英語ネイティブでないので意思疎通は大丈夫なのか、説明通りのちゃんとした商品を間違いなく送ってくれるのか、そもそも、ちゃんと信頼できる取引先なのか、、など、取引にかかる資金額の割に心配事が多い気がします。

 

ご存知のように、中国製製品は質の悪いものも多いです。いやほんと、すごい質のものがあります。

 

「サンプルではちゃんとした商品を送ってくれたが、注文後の商品は不良品だった」「質が約束したのより悪かった」「お金だけ取られて連絡がつかなくなった」いろんなトラブルも聞きます。

 

3)そもそも、小さな個人は相手にされないことも多い。

特に今「アリババ経由で商品を仕入れてAmazonで儲けよう!」なんてことが、私たちのような小さなセラーの中で大流行りというのも助けてか、アリババのセラーは、毎日何百もの問い合わせを受けてると聞きます。

 

「自社ブランド製品開発」に限らず、AmazonやeBayで既製品を売ることすら、すぐにギブアップしてしまうセラーの割合の方が圧倒的に多い世の中です。自社ブランド開発のための問い合わせも、とりあえず質問して、結局取引に至らない買い手の方が圧倒的に多いのは目に見えますね。

 

なので、まず問い合わせても「返事をもらえない」ことが多いようです。または「(資金と行動力のなさそうな)個人でなく、ちゃんとした企業か」ということを重視する売り手も多いようです。なので「〇〇という●●商品を扱う会社の仕入れ担当」のような、嘘の問い合わせ文を書くように勧める人もいるようです。

 

中国輸入ってそんなに難しいの??

以上のような理由で、初心者の個人セラーにはちょっと敷居の高そうなアリババ中国輸入ですが、もちろん難しいわけではないと思います。

 

私も、今、初めての自社ブランド製品の作成に取り組み中ですが、今の所は、アメリカ国内仕入れです。アリババはまだ未経験の私ですが、将来、利用することもあるだろうと思います。

 

ちなみに、アリエクスプレス経由の中国仕入れはデビューしましたよ!

 

中国仕入れについて、私の浅い経験と知識から書ける利用法を、またそのうち書きたいと思います。

 

あとがき

つい最近、Amazonが、多くの身近なブランド品の出品規制を始めました。むーっちゃくちゃ身近な多くのブランドが、この規制対象になり、多くのセラーが面食らっていますが、これからさらに規制されるブランドが増えていく可能性もあります。

 

こんな動きにも合わせ、さらに「自社ブランド製品」を作って売っていくセラーが急増してくる感じですね。

 

実際にAmazonも、個人セラーには、一般の大手ブランド商品を多く扱うよりも、個人の自社ブランド製品を販売してもらうことを望んできてるとも聞きます。

 

今回は、アリババ難しそう〜〜的な記事になりましたが、最近はいきなり自社ブランド商品販売から始める人も多いほどなので、必ずしも難しくもないのでしょう。

 

出品や発送などの今の作業を行いながら、将来的に自分のブランド商品を作成するときのために、ちょっとした情報だけでも、頭の片隅に蓄積しといてみてくださいね。

 

あとがき 2

アメリカの学校では、小学校や中学校から、スペイン語や中国語がカリキュラムに入ってる学校もありますが、基本的に「外国語」は高校から必須科目になります。選択できる外国語の種類は、学校の規模によってマチマチです。ただ、どんなに小さな高校でも、スペイン語と中国語は必ず選択肢に入ってると思います。

 

中国輸入の情報収集を1年ちょっと前から少しずつ行っていたのですが、ちょうど1年前に高校に入ったうちの子供に「外国語は中国語を選択してくれる?」と頼んだら、私の「輸入交渉を助けて!」という一方的な理由に呆れられてキッパリと断られました(笑)

 

どちらにしろ、小さ目の高校なため、人気の中国語は前の年から定員が埋まってしまっていて空きはなかったようですが。。それに、うちの周りに中国人の知り合いは多くいるので、わざわざ自分たちが中国語を学ぶ必要もないのですがね。中国人セラーも英語での交渉に力を入れている感じですし。