ネット輸出入の買い付けに利用できる ASD トレード・ショー(見本市)仕入れ | アメリカ発信 - 主婦が教える eBay、Amazon、Etsy 販売のコツ

アメリカ発信 - 主婦が教える eBay、Amazon、Etsy 販売のコツ

アメリカの発信のネット販売情報(eBay、アマゾン、Etsy)。短期間で数百万レベルの大型ビジネス設立でなく、個人で月500〜3000ドルを稼ぐノウハウ。ネット販売で使える英語、アメリカ郵便(USPS)情報など。

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前記事「先週ラスベガスで開催されたトレード・ショー(ASD)にて学んだ内容」の続きです。

先の記事でコメントいただいたのですが、日本語では「見本市」と言うようですね。「相応しい日本語は何だろう」と思っていたので助かりました!

トレードショーについて、ネット販売人目線で、今回は更に「4項目」を追加します。


1)現地に足を運ばずとも仕入れできる
実際に現地に足を運ばずとも、出展の卸業者たちの一覧がASDサイトで見れます(仮に登録が要だとしても登録は無料です)。

現地に行かずとも、リストで仕入れ先を見付け、ネット経由で商品仕入れができるということ。


「莫大なリストから仕入れ先を選ぶ」という行動は足を運ぶ前には途方な作業に感じましたが、結果的に今回の出展者リストを見れるだけでも良い収得になりました。

今回のASD出展ベンダーの一覧 → ASD Vendor Directory

日本国内で「輸入もの」を販売されている方にも便利かと。。



2)卸し仕入れの最低購入数はどれくらい?
多くの卸売業者が、割と小さな単位での購入を受け入れていました。「最低1ダース・1箱・数ダースから」注文できる、、というところも多くて、お気軽でした。

逆に卸売業者の中でも「最低2000ドルから注文」「500個以上から」な業者もあります。そして、当然ながら「生産業者」と呼ばれる類いの業者は「最低同じ商品を数千個」というのが多いです。

「1ダース」「1箱」単位から注文を受けてくれると、あまり深く考えず「お試し感覚」で様々な種類を注文できますね。おかげで、いくつかの卸業者に注文をしてこれました。「1単位2千ドルから」の場合、いくつも別の場所から仕入れると合計額が莫大になります。。まぁ、クリスマスまでの数ヶ月で多くが売れるでしょうが。。仕事量も含め、慎重な計画要なので帰宅後に物色です。



3)トレードショーに買い付けで参加するための準備は?初心者でも大丈夫?
ASDの「バイヤー持参リスト」には「転売許可証」「納税番号」「名刺」などがありました。プロっぽく見せるために自社ウェブショップも準備するつもりでした(これは間に合わず)。

結局、私が今回取引したレベルでは「名刺」が非常に役に立っただけで、その他のビジネスに関する証明等は必要なかったです(たぶん取引内容によるのでしょう)。

「名刺なし」で参加するアマゾンセラーも多いようですし、名刺さえもなくても大丈夫だったと思います。自社ウェブサイトも無用でした。ウェブサイトのないベンダーも多かったですし。

特に何も必要なかったと言っても、準備が良いに越したことはありません。なんせ自信を持って交渉できます。「名刺は?」と聞かれて、そこで差し出すものがあっただけで自信に繋がりました(笑)「転売許可証(州による)」や「納税番号(EIN)」もASD持参リストにあるくらいなので、持参するに越したことはありません。

服装は、何でもアリでしたよ。たくさん歩くので「スニーカー」を忘れずに!


参加するためのネット販売経験レベルも関係ないと思います。参加自体は無料だし。「様子見」「経験だけ」のつもりで何も期待せずに参加されると良いかも(私は後悔も覚悟していた)。ブース巡りが怖くなったら、無料セミナーを受けまくるのも手です。

前記事にも書きましたが、アクセサリなどその場で現金で買える物もあるので、お買い物で行くのもいいかも。

あと、特に初めての際には、お友達や家族などの「連れ」と一緒に参加すると不安材料も減るでしょう。夫婦や同性友達など「2人組」で参加してる人が多かったです。

特に初日は、出展のベンダー側も緊張した面影の人も多かったです。初めての時は「自分だけ場違い」な気分にもなるかもですが、それは多くの売り手と買い手も同じだと思うので気にする必要なしです(そう分かってても「場違い」気分は居心地悪いですが ← 経験ホヤホヤ)



4)トレード・ショーでの、アマゾン eBay Etsy セラーの立場
自分がネット販売をしているため、世の人たちもみんなネット販売してる、、と思い込みがちですが(笑)

おそらく実店舗を持つオーナーの参加が多く、逆にイー・コマースでの販売を歓迎しない・禁止している卸業者も多かったようです(特にアマゾンのことだと思う)。「スキャン禁止!」と大きなポスターを貼っているブースもありました。

アマゾン販売を許可している卸業者でも「販売額を守る条件つき」という場所もありました。多くのアマゾンセラーの手に渡ることによっての「低価格競争」を危惧して歓迎されないのだと思います。


ブースを訪れた際、まず第一声に「なんのショップをお持ちですか?」と質問されることが多く、私の場合は今回は主に、昨年オープンしたeBay2号店の専門分野を「〜〜屋です」「〜〜を売ってます」と名乗ってました(実際に、そっちの関連商品を探したかったので)。

これを、アマゾン専門セラーなら「I sell on Amazon」と答えてるのかなぁと想像します。

このイベント用に作った私の名刺は「肩書き」を「Online Retailer」にしたのですが、名詞を渡すたびに「へぇ、ネット販売なんですね」と、ほぼ毎回驚かれました。この反応を見て、実店舗のお客さんが多いのかなぁと思いました。でも拒否されたり「どのサイト?」「アマゾン?」と探られたりはしなかったです(笑)

ASDイベント自体は、ものすごくアマゾンセラーを歓迎して、これから更にアマゾンやその他のイー・コマース向けに変えて行く雰囲気でした。ASDサイトでもイーコマースセラー大歓迎ムードです。なので「I sell on Amazon」セラーでも苦労しないようになるはず。。


ただ、「スキャン頼み」で、過去に売れた形跡の商品だけを仕入れてる人は、これを機に少し別の見方に変えていくのもいいかも。


特に専門のストアを持っていない場合「I sell on Amazon / eBay」でもいいけど「I have a gift store / variety store」というのもいいかもですね。アマゾン専門の人は出品ページを他セラーと共有することが多いので「ストア」感覚はないかもですが。。とにかくアマゾンで「低価格競争」になっても「別の売り方ができる」という柔軟な気持ちがあるといいかなと思います。

私は今回、まずeBay専門店の分野でブース巡りを始めましたが、最終日までに、アマゾン&eBay第1号店(← 何でも屋です)、Etsy 用の様々な商品の仕入れと交渉ができましたよ。これを機に新しいストア開設も考案中。実店舗と違ってストア開設にお金がかかりません。

私は複数のタイプのストアを持っている性質上、名刺にもストアURLは結局一つも入れなかったですが、注文時に「どこのサイトで売るか」と追求されることもなかったです。


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あとがき
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今回も長めの記事になったので、予定してた「自社ブランド製品の作成について」は、また別のトピックとして別にアップにします。「自社ブランド製品」なんて、なかなかすぐに取り組める分野ではないかもですが、ふとアイデアが浮かんだときに、ちょっとした知識があると良いと思うので。

「自社ブランド製品」はもちろん「卸し仕入れ」自体も、資金がない場合はおススメできません。私は「自宅の不要品」販売から「リサイクルショップ(Thrift Store)で安仕入れ」しながら慣れていきました。これらは今も現役です(利益率が良すぎるし楽しいので辞められない)。

あと、資金があっても、ネット販売に慣れてなければどうかなぁというのもあります。私も昔にある程度の資金投資も不可能ではなかったですが、私的には「安く、少しずつ」が合っているようです。実際にネット販売を初めてもすぐに辞める人も多いですから、多額を投資する前に「この仕事が好きか」試してみるのは大事かなという気もします。あ、でも1ダースや1箱単位でのオーダーなら卸し仕入れでも気軽ですがね!

ところで、トレードショーには「スニーカーで参加」と上に書きましたが「歩かずに移動できる道具」も多くレンタルされていましたよ。下の写真以外にも面白いものも多かったんですが、撮影できず。。これらの道具も、元々はここのトレードショーに展示されてた商品だったようです。

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