第三のミルクとしてのアーモンドミルク | 佐渡の食と佐渡の食文化

佐渡の食と佐渡の食文化

生まれ育った佐渡の郷土の食や素材や料理法など綴っています。昭和の頃食べた伝統的な料理や素材にまつわる家族や村の話など交えて記憶に残る景色を綴っております。
株式会社創 代表取締役 東京都渋谷区代々木2-30-4 YCS2階
https://www.tsukuru-web.com

 

先日スーパーで買いましたよ~!

お隣さんに遅れまいと~!

 

まるで昭和の人並みへの参加動機

あ~恥ずかしい。

昨今人気の

牛乳そして豆乳に次ぐ

第3のミルクとして認知度が

高まっているアーモンドのミルク

カロリーが高くない

牛乳や豆乳よりも低カロリー

圧倒的にカロリーと糖質が低い

抗酸化物質のビタミンEが豊富

決め手はヴィーガンかもしれない

マクロビでもアーモンドやナッツは

推奨されている。

 

抗酸化物質と聞けば

美容であり老いを防ぐであろう

効果が期待できるから

女性はこぞって買うでしょう。

 

うーん

海外からの売り込み

二酸化炭素の排出の要員として

肉牛や乳牛がやり玉にあがり

酪農を止めてアーモンド栽培に変えた

農家がアメリカでは多いと聞く

植物由来なので二酸化炭素吸収

牛とは真逆の生態である

そんなことへの貢献も意識され

日本初の豆乳よりも

横文字大好きな日本人

さもあらん。

 

昭和の佐渡島

山菜が芽吹く季節に

我が家では何かというと

クルビ味噌が登場する

佐渡弁?ではクルミと言わず

クルビという。

佐渡島のソールフードのイゴ練り

ゲンタロジー(アマドコロの若芽)

山独活やコゴミのクルビ味噌

アケビの新芽のクルビ味噌

ゼンマイやワラビのクルビ味噌

木の芽和えにもクルビ味噌

そしておからにもクルミ

カジメの煮つけにもクルミ

太巻きずしにもクルミ

餅にもクルビ味噌

どんだけ好きかである。

 

前の年の秋に収穫して

納屋で陰干しする

浜から拾った平たい石

殻を割る石

左手の親指と中指にクルミをはさみ

平たい石に手を広げ

恐る恐る殻に向かって

石を振り下ろす

強くたたくと木っ端みじんになる

かといって軽く叩くと割れない

時より間違って

殻も割れるが自分の手も叩く

これが痛い!

クルビは嫌い

殻がなければいいと思った。

 

それでも料理に入れると

何ともこれが旨い!

 

クルビがないと始まらない

海外物は大味で旨くない

酸化しているものもある

確かに大きくて殻を

ご丁寧に割ってあるが旨くない。

 

やっぱり日本人は

いや佐渡人は山のクルビ

もっとクルビを食べよう!

なんて誰も賛同しないか。