香川県高松市で幼少期を過ごした私は、大学卒業後は何か”女性”に関わるモノ作りの現場に出たいという希望を持っていました。
縁あって東京の大手ジュエリーメーカーに就職が決まり、企画部に配属。これが、私とジュエリーとの初めての関わりです。
しばらくしてルースの輸出入を手がける会社に転職、そこでデザインの仕事を本格的に始めます。
人生の伴侶となる平良静男はこの会社で営業を担当していました。
その後私はフリーのデザイナーとなり、大手百貨店や全国で開催される展示会で作品を発表しつつ、
リフォームジュエリーの受注も数多く手がけました。
デザインのこと、経営のこと、この間に私は糧となる事柄をたくさんの方々から学ばせていただくことができました。
平良と私、ふたりのカラーのジュエリーを。
そう考えるようになった私たちは、2000年、独自ブランドを立ち上げました。
それがTILLA・EARTHです。
TILLA(太陽)の光を浴びてEARTH(大地)から命が生まれる。
太陽と大地は、私たちふたりのメタファーでもあります。
2005年、平良のふるさとである石垣島にTILLA・EARTHの実店舗をオープン。
ブライダルジュエリーとプロパージュエリー2本の柱でのスタートでした。
石垣島に初めて訪れた時、私はミンサー帯に出会います。
それはその昔、女性から想いを寄せた男性に贈られる、ラブレターのような特別な帯だったのです。
藍(愛)を重ねて染められた糸で、「いつ(五)の世(四)までも、足しげく私の元に通ってください」という
意味の文様が織られたその帯に込められた切なくも純粋な女性の心を知り、
これを私なりの「形」にしたい、と強く思うようになりました。
そして生まれたのが、ブライダルリングのラインです。
ミンサー模様は、あえてリングの内側に彫っています。
愛を誓い合ったお互いの心を、直接薬指から感じてほしかったからです。
プロパージュエリーのデザインの源は、何と言ってもプリミティブな石垣島の自然。
色彩豊かな花々、海や空の特別な碧、海の生物の形、
初めからあるものの中に、美は初めから存在していました。
石垣島で暮らすこと。
それ自体が、私にイマジネーションを無限に与えてくれるのです。
大切な人への贈り物はもちろんのこと、自分自身へのご褒美ジュエリーとして
お選びいただけたらと思います。
2011年よりスタートしたBRANCHESは、TILLA・EARTHのセカンドライン。
より気軽に、より楽しくアクセサリーを楽しんでください。
カラーストーンに貝殻やココナツなどの異素材合わせた南の島ならではのアクセサリーだけでなく、
ポーチやキャンドル、生活を彩るグッズが揃っています。
今後も石垣島に昔からある工芸品にTILLA・EARTHならではのテイストを
合わせたカゴバッグなど、バラエティ豊かなラインナップを
枝(BRANCHES)が広がるように充実させていく予定です。
石垣島本店では、お手持ちのジュエリーを新たなデザインで蘇らせる
ジュエリーのリフォームも承ります。
リフォームで、ジュエリーがより身近な存在に生まれ変わります。
ぜひお気軽にご相談ください。