煌夜祭/多崎 礼【感想】 | ひねもすのたり

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煌夜祭 (中公文庫)/多崎 礼
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だいぶ前に読んだライトノベルなんだけれども、素敵な表装の文庫が出たと聞いたのでw
今度の表装はわりと良いじゃん(*'ω'*)
物語の幻想的でノスタルジックな雰囲気が出てるよ!

魔物が存在する、中世風の世界が舞台のハイ・ファンタジーですが。
とにかく構成力、構成力の凄さについて言いたい(`・ω・´)
でも読んでいて「あー!もしかして!?」って気付いていく構成が、この作品の一番良いトコだと思うので、具体的には語れないやw

わりと読書家で薀蓄を言うタイプの人の方が、読みごたえを感じると思います。
いや、構成のすばらしさがね(`・ω・´)
ラストに向けて伏線がぐんぐん回収されていく様は、鳥肌立ったわ。

新人とは思えないレベル高い作品なのに、最初のあの表紙はだいぶ損してると思ったんです。
ちなみに、最初の表紙はコレ↓
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)/多崎 礼
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悪くない、決して悪くないよ?
表面上の物語では、この場面がずっと続いているわけだし。
乱暴な言い方をすれば、二人の旅人が焚火を前にして語っているだけの内容なんだから、すごく一致していると思うよ?
でもさ、その二人が語った様々な話の内容が大事なのであって、語られた話の中に広がる世界はもっとずっと広い世界だったじゃん?

知名度ゼロの新人の作品で、内容はおろか作風もまだ何も知らない読者に、この表紙でどんなアピールができるんですかw
編集者はもう少し考えて欲しかったです…。

私もこの表紙だけじゃ手に取らなかったな。
ネットで他の人の感想とか見て、みんなが絶賛してたから、それで興味を持って手に取ったわけで。
みんなの言うとおり、ぐいぐい引き込まれて、すごく面白かったわw

この作品は、C・NOVELS文庫の新人賞だかを取った作品のようです。
同時期くらいに電撃文庫で新人賞を取った「ミミズクと夜の王」に世界観や雰囲気は似てます。
こういうハイ・ファンタジーは、一定数の固定客がいる定番のジャンルだけど、上橋菜穂子作品の人気っぷりといい、なんか盛り上がって来てたんですかね?
筆力のある新人が、ハイ・ファンタジーに流れてる感じがした。
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)/紅玉 いづき
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ミミズクと夜の王がわりと童話的な雰囲気とすると、煌夜祭の方はもっとぐっと物語っぽいというか。
ま、どっちも好きなんですがw
ミミズクの方は最後ジワジワ~っと感情に訴えてきますが、煌夜祭の方は論理的思考(読解力?)に訴えてきて「!!!」っていうw
「おいおいおい、ちょっと待て!…誰?!」って感じです。

伏線がどうのとか構成がどうのとか、そういうのを気にしない人が素直に読んだら、運命の出会いとか、幻想的な悲恋物語って思うのかもね。
色んなタイプの読者に異なる感想を持たせるという点でも、緻密に計算された良作だと思います。

物語をあえて、こういう構成にしたところが、スゴイ。
ふつうにキャラクターたちを動かして、上橋作品によくあったように、同時進行で複数のエピソードを進めて、最後に同じ地点に着地させるという書き方もできたわけだし。
つか普通はそういう書き方でしょw
構成だけで、読者に別の謎解きやサプライズの要素も与えるなんて、神がかり的だよ!
めっちゃ完成度高いわ!

一つだけ、難癖を言わせてもらうなら…。

後書きが欠点かな (* Ŏ∀Ŏ)・;゙.:';、ブッ

後書きのテンションがwwwwwww
作品と作者が、あまりに落差ありすぎwwwwwwww
それこそ「おいおいおい、ちょっと待て!…誰?!」だわwwwwww
後書きまで含めてオチってわけじゃないだろうにwwwww
作品のクライマックスでも、後書きでも、同じく「誰?!」って感想が口を突いて出て来ますが。
同じ「誰?!」ってセリフでも、意味が違うからなwwwwww
作者の人柄が意外すぎ( ;⊙´◞౪◟`⊙)
まあ欠点ってほどでもないか。
愛嬌、と、言えなくもないかもしれない、かもね(´-ω-`)