人魚だった頃の記憶について…書いてみようと思います。(あー
)
まず人魚はみんな髪が長いです。大抵腰くらいまであって、ウェーブがかかっています。ストレートヘアの個体がいた記憶はありません。
で、この髪が結構重要だった記憶があります。
水中でセンサーのような役割を果たしていた気がします。なにかを察知するのに必要だったんですね。誰ひとりとしてボブヘアの人魚はいませんでした。
人魚は群れで生活していますが、コミュニケーションは基本テレパシーです。人魚は喋りません。
クジラとも深い部分で意思疎通していた記憶があります。何かをするときはクジラの動向を察知しながら動いていたような…気がします。 主にこちらがクジラに意識を向け、海の深い所の情報を得ます。
いつもゆったりと泳ぎ…色んなことを知っているクジラは、海の中でとても重要な存在でした。(これは今でもそうだと思っています。クジラが鳴くたびに地球が助かっていると思う。)
怪我をした時は、歌って治しました。
言葉がないので喋らないのですが、歌はあるのです。ハミングみたいな感じです。
音波によって治療が行われていました。
複数人で治したい者を取り囲み、歌を歌うのですが…このとき音を重ねた他の個体のエネルギーがぐるぐる巡って、何もかも筒抜けだった記憶があります。隠し事ができない。
それと外見についてですが、「人魚」「マーメイド」という言葉で想像するほど人間ぽくはなく、もっとお魚寄りだった気がします。
顔が小さく、目がとても大きく…アバター系の感じです。
当然といえば当然なのですが、水の中で目が開いていても痛くないのですよ。海水なのに。
あとものすごく早く泳げます。
人間に足の速い遅いがあるのと同じで、個体差があるようでしたが、私の記憶では相当早く泳げました。水中での方向転換とかも素早いです。
それを思うと、水中での人間の体のなんと不自由なことか…水中用に設計されていないことを実感します。
ちなみにこの人魚の記憶の舞台は地球です。
この地球で人魚だったことが…あり…
そろそろ我に帰ってきました。
もうちょっとがんばってみます。
私はこの地球は少なくとも6回以上、リセットがあったと思っています。
今の技術で遡れる限界…白亜紀とかでしょうか。それよりも前に、少なくとも6回は時代が築かれ文明が栄え、滅びていると思います。(人間が中心の時代とは限りません)
全部まっさらになってやり直し、全く違う時代になる、というイメージです。
この頃は海の中にいたので陸の様子は覚えていませんが…おそらく白亜紀よりも遥かに昔の話だと思います。
人魚時代を思い出すと、妙に重たい気持ちになります。
嬉しい!楽しい!という感情は殆どなく、悲しみと重み、痛み、傷…といった感じです。
人魚がそういう性質の生き物なのか、あるいは大惨事が起きてトラウマを負ったのか…は謎ですが。
とにかく悲しい感覚が強いですね。
と、ここまでざっと書いてみましたが…
はーーーー書いちゃったよ
という気持ちです。
でもやけに感覚がリアルなのです。
たぶん今世に必要な記憶なんだろうな〜と思うことで納得してます。必要なかったら忘れてると思うし。