あるところに、とても気持ちのよい原っぱを見つけた人間がいました。
はあ〜、なんでこんなに気持ちいいんだろう?癒されるわぁ
と、その人は自然を満喫します。
実はこの原っぱは、精霊がたくさんいる原っぱです。
珍しいものがきた🎶珍しいものがきた🎶と、きゃるきゃる笑う精霊の波動を大きな癒しとして感じているのです。
その中の精霊がひとり、この人にぴょーんと飛びのって、くっついていくことにしました。
ニンゲンについていった精霊は、その人を守る存在になりました。
何年か経って、この人はふと原っぱの存在を思い出します。
ああ、あの時は不思議とすごく癒されたなぁ。また行きたい…
その人は再びあの原っぱに出向きます。
が…
あの時のような大きな癒しはありません。
気持ちいいのは気持ちいい…けど、あの時ほどじゃない…なんだかちょっと残念。
その人はちょっとがっかりして家に帰りました。
と、このような事があった時。
この人が前のような癒しを感じられなかったのは、ついてきた精霊に理由があります。
この精霊は元々この原っぱのエネルギーの一部です。
つまり、常に自分にこの原っぱのエネルギーがくっついている状態になるわけです。
なので新鮮味を感じられないんですね。
知らないエネルギーではないからです。
さらに精霊がついてきたことによってその人自身の波動も上がり、その原っぱと自分のエネルギーの違いが少なくなったのです。
だから大きな癒しが得られなかったのです。
手に持ったら重い荷物が、背負ったらさして重く感じなくなるように、自分に近いエネルギーというのは感じられなくなっていきます。
以前、結婚したいという女性がパートナーを探す番組を見たことがあります。
その人は「真実の愛がわからない」「愛が知りたい」と言って、大変迷っている様子でした。
ですがその人はごくごく自然に愛を持っている女性に見えました。
人に分け与えることができて、自分や他人、動物や植物まで大切にすることができる、オーラまで綺麗な人なのです。
番組を見ながら「今あなたが持っているそれが愛だよー!」と叫びたいくらいでした
自分に近いエネルギーって中々気づけないんですよね。
身近な人への感謝を忘れがちなのも、これに理由があると思います。