紀伊半島を紀勢本線でぐるりと旅し、いくつかの漁師町を訪ねた。

 

そのうちの一つ、太地町はくじら漁を批判したドキュメンタリー映画「コーブ」の舞台として有名になった町。それに加えて、富士ゼロックスの広報誌で太地町の町並みについてのエッセイを読み、ぜひ訪ねたいと思っていた。

 

駅近くのゲストハウスに泊まり、翌日、レンタサイクルで集落へ向かう。手始めに集落の入り口にある「くじらの博物館」でイルカショーを見学。それほど期待していなかったのだが、「イルカってかしこい!」とすなおに感心してしまった。

 

集落では、狭い路地に木造二階建ての平入りの民家が並ぶ。「白いペンキ塗りが特徴的」と記事にあったとおりに、全体が白いペンキで塗られた民家が散見される。ちょっと洋風で軽やかな雰囲気。民家は一階の窓には格子、二階は欄干がつくタイプが多いだろうか。下見板張りで屋根の軒裏を板張りとする洋風建築もある。この日は快晴で、青空と白い色がとてもよく合っていた。

 

ちなみに、「コーブ」は入り江という意味。訪れた4月はくじら漁の時期ではなく、映画にも登場した入り江はとても静かで美しかった。

 

2014.4.15