前話の続きですが、当日流れた11曲と昭和33年末の公共放送紅白歌合戦の出場曲を比較してみました。
紅白に出場して深夜便と同じ歌を歌ったのは、次の3人の歌手です。深夜便2曲目の神戸一郎「銀座九丁目は水の上」、3曲目の織井茂子「夜が笑っている」、10曲目の島倉千代子「からたち日記」。
また、紅白に出ているが、深夜便とは別の歌を歌ったのは、フランク永井、三浦洸一、美空ひばりの3人の歌手です。
一方、紅白に出ていないが、深夜便で抜擢されたのは、村田英雄、小林旭、平尾昌晃「星はなんでも知っている」、和田弘とマヒナスターズ「泣かないで」の4組の歌手です。この4組は、選曲担当の御手柄でした。