前話の続きですが、大作詞家吉岡治の手掛けた歌手が大成しているのは、当夜のラインアップで分かります。

 

1曲目の「命くれない」は、瀬川瑛子歌手の長い低迷のあとの起死回生の大ヒットでした。2曲目は、美空ひばり歌手がブルコメと歌って大きくイメージチェンジした「真っ赤な太陽」です。

 

3曲目の「大阪しぐれ」も都はるみ歌手の代表曲、4曲目の「さざんかの宿」は、大川栄策歌手の最大のヒット曲です。8曲目の「演歌みち」は、松原のぶえ歌手の代表曲、9曲目の「好色一代女」も内田あかり歌手のそれです。

 

そして、真打が10曲目の「天城越え」で、石川さゆり歌手の最大の代表曲であるのは、周知のとおりです。