前話の続きですが、鈴木淳氏は、歌手のイメージを決定づける名曲を沢山書いています。しかし、歌手によって個性は異なりますので、それに合わせる作風なのです。

 

一方、これは別のテレビの歌謡番組で、あるベテラン歌手から聞いたことですが、作曲家船村徹氏は、独特の流儀があってそれに歌手を取り込んでいき、他方、遠藤実氏は、歌手の個性に合わせるやり方です。どちらにも良い点がありますが、鈴木淳氏は、後者です。

 

当方には、歌手がのびのび歌う後者が合っていて、当日流れた11曲のうち、「初恋の人」(小川知子歌手)の97点を筆頭に、95点、94点、93点が各1曲、92点が6曲あり、90点未満は1曲だけです。