41度の熱でうなされている時に
幻覚が見えるようになりました
現実か夢かわからない感じで
天井に赤い顔と青い顔がはっきり見えました
見えている病室も少し違って見えました
そんな幻覚を見ながら
ひたすら家族の名前を呼んでいました
大声で呼んでたと思うのですが
看護師さんか特に病室に来ることもなく
もしかしたら夢うつつの中で
叫んでいて実際はそれも幻覚だったにかもしれません
赤い顔と青い顔ははっきり見えて
とても幻覚とは思えないほどでした
後から神先生に伺った話ですが
相当モルヒネの量も多かったとのこと
熱とモルヒネで幻覚を見てしまったのだそうです
それにしても不思議な体験でした
あの天井に張り付いた赤い顔と青い顔
は一生忘れないでしょう
かなり怖かったです
その後抗生物質の投与で
熱もしっかり下がっていき
とても安心しました
しかし血液検査では腎臓の
機能がだいぶ落ちたので
ちょっと心配だったそうです
しかし翌日には
血液検査の結果
腎臓の働きを表す値もしっかり改善され
ほぼ正常に戻りました
術後の痛みも徐々になくなってきたので
神先生と相談の結果
毎日少しずつ減らしていくことになりました
そして念願であったトイレに行くのも
許可されました
最初は立ち上がるにも難儀しましたが
しびんを卒業して
トイレに行くんだという執念で
点滴のかかっている可動式のスタンドを握って
トイレまで3m
必死で歩きました
トイレに座った時はとても嬉しかったのを
覚えています
続く、、、