コルセットをつけてから退院までは
暇で暇で仕方ありませんでした
ただ私の不安は繋がれている点滴のルートでした
元々は血管が浮き出るタイプで針を刺すのは
比較的簡単な人でした
ところが1回目の側湾の手術の前
指摘された心臓の異常の手術をしました
心臓に穴が空いており心房中隔欠損症
と診断されました
これは先天性のもので心房が左右
穴で繋がってしまい
上手に綺麗な血液を全身に送れない病気です
どおりで人より長距離走や水泳の遠泳が
苦手だったなあ
と学生時代を思い返したりしていました
手術の細かいことは省きますが
動脈から心臓へカテーテルを入れて
その先につけたネットみたいなもので穴を
塞ぐ手術をしました
術後の診断で頑張りすぎていた心臓が
落ち着いて大きさも小さくなり
それに伴って血管が細くなりました
治って良かったんですが血管が細くなったことにより
点滴のルートや採血が非常にやりにくい血管になってしまいました
そうです
この時入っていた点滴のルートは
何回も差し直して痛い思いをして
やっと見つけた血管なのです
これがなんと外れそうな感じになってきました
もう一回ルートを探すなんて考えるだけで
ゾッとします
1、2回ではなく10回弱探すので刺されるのです
しかもそこそこ太い針なのです
涙が出そうです
でも点滴しているのは痛みを抑えてくれるモルヒネ
ちょっとずつ分量は最初と比べて減らしましたが
まだ0にはなりませんでした
さてどうしよう？
めちゃくちゃ考えました
そこで麻薬系の飲み薬に置き換えることを思いつきました
神の麻酔科の先生は相変わらず神で
すぐにこの提案を受け入れ必要量を計算してくれました
全くすごい先生です
本当に患者側に立ってくれてありがとうを何度言っても足らないくらいです
そしてついに点滴から解放され右腕がフリーになりました
とても嬉しかったです
そしてついに退院が決まります
続く、、、