新馬調教を通して、馬のこと色々勉強になることがあります
馬は可愛い 本当に可愛い
すごく
でも、生き物ですから、「かわいい!」だけでダメです
新馬調教のチームに入れて頂いた時、
先生から、「たくさん愛情を注いであげてください」と言われました。
『愛情を注ぐ』というのは、ただ「かわいいかわいい
」とおでこを撫でたり、
おやつをたくさんあげる事だけではありません。
馬に負担がかからにように工夫したり、
危険が及ばないように気を付けたり、
怪我をしていないか、体調は悪くないのか、様子を観察したり、
クラブに相談したり教えてもらいながら、自分に出来ることをやっていく。
馬たちが安全に健康に過ごせるようにすることも愛情の1つです。
馬のこと、何も知らない私がチームに入ることを、先生だって不安に思ったはずです
仲良くして下さっている自馬オーナーさんの愛馬さんが、
脚を痛めたり、疝痛を起こした時、
心配そうに愛馬さんに寄りそっている姿を何度も何度も見ました。
愛馬さんも、辛そうにしながらもオーナーさんが側にいてくれるととても安心しています
オーナーさんの愛情を馬たちはちゃんと感じているんですね
馬が体調不良の時、
分からないことをとにかく質問することにしています。
どうすればいいのか?
どうすれば馬が楽に過ごせるのか?
こうならない為にはこれからどうすればいいのか?
ご自分の馬をお持ちのオーナーさんたちは、
何も知らない私にとても親切に、丁寧に、分かりやすく教えてくれます
ルークが脚を痛めていた時や、疝痛でレッスンを休んでいた時も、
対処法や予防法を教えてくれて、
その後も気にかけてくれて、様子を聞いてきてくれます。
私も様子を話しながら、たくさんアドバイスを頂いたり、馬具を紹介してもらったりしています。
本当にありがたいです
今日は、『馬の蕁麻疹』のこと、教えて頂きました
人間と同じように、馬も蕁麻疹を発症することがあります。
皮膚にブツブツとした小さな毛の盛り上がりがたくさんあって、
背中からお腹にかけて広がっています。
痒そうです・・・・
原因は色々あるそうですが、
外的要因では、虫さされ、虫よけスプレー、汗、乾燥不足による細菌の繁殖、シャンプーなど。
他には、服用している薬の副作用、おやつなど食べ物、ストレスなど。
現役の競走馬は、出走前の極度の緊張によるストレスで蕁麻疹が出ることもあるそうで、
実際に、蕁麻疹が出た馬が出走取り消しになったことも珍しくないそうです。
人間もそうですが、
蕁麻疹の原因を特定するのってなかなか難しいです。
馬の場合は、夏はとにかく虫や乾燥不足に気を付けること、
馬は虫を嫌うので、虫が寄り付かないよう燻し草を焚いて煙を流したり、
虫よけネットを使うことで、馬のストレスを軽減できます。
蕁麻疹が出てしまったら、ゴシゴシ洗ったりシャンプーしたりせず、
担当の先生にすぐに見てもらって馬の様子をよく観察してね、と教えて頂きました。
痒がっていなかったり、食欲があれば心配はしなくていいそうですが、
原因を取り除くように人が気を付けていかなければなりません
今日もまた1つ、勉強になりました
暑い日が続いていますが、
ルーク元気にしています
今度はもっとたくさん持ってくるから、一緒にスイカ食べようね
夏を元気に乗り切るぞ~