ブログにお越し頂きありがとうございます。
tikiです。
長く続いているプロフィール。
いよいよ佳境に入ってきました!!!
今日は こちら からの続きです。
* * * * *
「食」について、頭でっかちになっていた私。
ある日、パリのマルシェで。
八百屋に並ぶニンジンを見ながら思いました。
「もし、私がニンジンだったら?」
さあ、ここから、私の妄想が始まります。
(パリでぬか漬けも作っていました〜)
『私はニンジン。
きれいな空気で美しい土地に生まれ育ち、
自然に大きくなりたかった。
農薬なんて私にはいらない。
でも、もしも、農薬を使われたとしたら?
それでも、大きく育ちたい!
マルシェに並び、
ニンゲンたちに食べられる運命のワタシ。
選んでもらうなら、
ワタシを上手に料理してくれる人がいい。
でも、もしも、
料理上手じゃなくても、
食事に無頓着でも、それでもいい。
ワタシは、
ワタシを選んでくれた人に
「美味しい」って感じてもらいたい。
そして、
その人の体に入ったら、
その人が幸せでいられるように願っていよう。
その人がいつも笑顔であるように願っていよう〜。』
あの時のことは、今でもはっきりと覚えています。
目が覚める思いでした。
八百屋のニンジンの前で、涙をこぼす日本人。
もし、人が見ていたらびっくりしたことでしょうね。(笑)
このことがあってから、
食に対するこだわりを一切止めました。
「おいしい!」と思うことを大切にする。
なぜなら、
私たち人間が、
食べ物を最高に輝かす最後の力になるのですから。
(これはスペインのスーパー)
最終話に続きます。
もう少し、おつきあいくださいね。