静かな湖畔の御飯処食事をすることのおよそ半分は頭が満たされるということなのだ腹が満ちるとよく言うけれど腹などそこそこ糖分でも投じて騙すことはできるのだけれど色や形や艶や匂いや何より湯気の立つ風情から御飯という音その響きにさえ満腹の予感が始まるのだ満足と満腹と満充との境目あたりに次の食事のことまでを考えている自分がいるのだ飯は反の字が含まれるのだもの反省の上の満腹なのだ