こんばんはニコニコ


早速本題。


母が生前にポロッと漏らしたことがある。


鳥 お父さん、婿養子にきたのに何にも財産相続できへんかったって言うたことがあってん


そう父は婿養子。

母と結婚して祖母(私の)と養子縁組をした。

養子になったら実子と同じように相続できる。

ところが父は何も相続できへんかった。

父は養子縁組する相手を間違ったから。


当時実家の財産を所有してたのは曽祖父。

曽祖父には子どもが4人(2男2女)いた。

その中の長男が私の祖父になる。

祖父は祖母と結婚して子どもが3人いて、長女が私の母。

祖父は昭和20年に他界。

よって曽祖父の相続人ではなくなった。

旧民法ではその場合どう相続されるのかはわからへんけど、曽祖父が亡くなったのは昭和39年なので新民法が適用され、相続人は祖父以外の3人の子と代襲相続した祖父の3人の子となる。

曽祖母は昭和20年に祖父より少し早く亡くなっているから。

この場合祖母は蚊帳の外。

ちなみに父が祖母と養子縁組したのは昭和32年。


時系列で並べると



祖父死亡(昭和20年)

下矢印

父 祖母と養子縁組 母と結婚(昭和32年)

下矢印

曽祖父死亡(昭和39年)


となる。


曽祖父が亡くなったとき登記はそのままで、祖母が亡くなったとき父が登記をしようとして、自分の名義にできないと司法書士に言われたんやと思う。


父は祖母と養子縁組したけど、祖母は曽祖父の相続人とちゃうから何も相続できへんかったんよね。

父は曽祖父と養子縁組すべきやった。

そしたら母と一緒に相続人になれたのに。


その父、母が全財産を相続できるよう、他の相続人に印鑑を貰うため頭を下げて回った。

父が頑張ってくれたので、私が相続登記するのが楽になったんよ。


もうすぐ相続登記が義務化されるけど、父がちゃんとしてくれてなかったら、代も代わり顔も知らない人のところへ印鑑をもらいにいかなければならないことになってた。


財産は相続できへんかった父やけど、それ以上に大事なことをしてくれて感謝してます。









ではではバイバイ


読んでくれはってありがとう