



今日は 三ツ矢サイダーの日。
久しぶりに、三ツ矢サイダー を手に取った。
炭酸の音。
グラスに当たる泡。
その瞬間、
なんでもない記憶が、急に蘇る。

暑かった帰り道とか、
部活終わりの自販機とか、
何も考えてなかったあの時間とか。
特別な日じゃなかったはずなのに、
なぜか全部、少しだけキラキラして見える。
味は、たぶん変わっていない。

でも、変わったのは自分のほうで、
同じ一口なのに、少しだけ違って感じる。
あの頃は、
未来のことなんて考えてなかった。
ただ、目の前の一瞬がすべてで、
それで十分だった。

いつの間にか、
いろんなことを気にするようになって、
いろんなものを背負うようになったけど。
それでも、
こういう味はちゃんと残っている。
何も変わっていないようで、
ちゃんと時間は流れていて、
それでも、どこかは繋がっている。

だから今日は、
少しだけ立ち止まって、
ゆっくり飲んでみる。
——あの頃の自分は、今の自分を見て、何て言うだろう。







