


アメリカの大学って3年次の編入ってのが結構盛んに行われてる。てかとりあえず名も無い短大に入ってから有名大学への編入目指すっていうのは渡米当初に英語力の低い留学生にとっては一種のセオリーみたいなとこも。
ぶっちゃけこっち来た当時は「もう学歴とかどーでもいーし」つって早稲田蹴って来たわけだったから。所謂そうゆう有名大学に興味もなかったし、そもそもアメリカでそんなん行けるとか思ってもなかったんだけど。カウンセラーから教授から友達から「お前意外と行けるんじゃね」とそそのかされ。まあでもここアメリカでなら勉強も将来に繋げられるのかもと受験を決意。
とは言ってもね。この編入試験には受験勉強てのが必要ない。基本的には短大での成績と自己PRエッセイでの審査。難しい問題を解けるようにならなきゃってよりはミスしないで成績キープしなきゃ。そんな毎日。
まあこんな機会一生に一度しかないし。外人としての今の自分がアメリカの「社会」でどれだけ評価されんのか。単純に興味があって力試しの意味でも色んな大学を受けてみた。
んで受かった有名どこ。
USC Marshall
NYU Stern
UCLA
UC Berkeley
Columbia
結果出る前は「んで全部受かったらどこ行くの?」みたいなこと結構聞かれたんだけど。今学期は本当目まぐるしいように色んなことが起きてたから。目の前のことでいっぱいいっぱいだった俺は「そんなん受かってから迷えばいい」と本当に何も考えてなかった。
んで結果が出てみればありがたいことにこの通り。正直この中の学校ならどこででも俺は大満足で。でもまあ選ばなきゃってことで贅沢な消去法。MarshallとSternは両方ともアメリカトップレベルのビジネススクールだけど。やっぱ無駄に学費が高い。Berkeleyはちょっと都心から離れた「隔離された伝統的な大学」なイメージがやたら強くて何か俺には合わなそう。と。結構直感で二択まで絞る。ん。こゆの大事。笑
んで残るはUCLAとColumbia。どっちも日本での知名度は大差ないと思うし、かたやLAのど真ん中、かたやNYのど真ん中、立地条件も申し分ない。
UCLAはずっと前から目標にしてた学校。LAに残れば今までのネットワークも使えるし、環境にも速く慣れるだろうから最初から全力で進める。時間にも余裕ができるだろうしなんたって俺はこの街が好きだ。
一方Columbiaは本当ダメ元で受けたドリームスクール。アメリカではIvy Leagueとその他の学校の知名度はやっぱりどこか壁一枚隔ててる。車も売ってNYで全く新しい環境とネットワークに飛び込むのも悪くない。てか純粋におもしろそう。
他にも学費、生活費、奨学金、出身者のネットワーク、クラスサイズ、移行単位…本当色んな比べどこがあって。もう一週間アホみたいに悩んだ。1000回くらい「どーしよ」つったんじゃねーの。教授、友達、現/元UCLA生、現/元Columbia生、MBA生、日本人、アメリカ人問わずにありとあらゆる人に意見を求めた。ある人はUCLAのが絶対いい。ある人はそんなん質問にもなってねえ…Columbiaに決まってる。意見は見事に真っ二つ。
ぶっちゃけどっちか落ちてくれてればどんなにラクだったか。選択肢があるということは必ずしも幸せではないと学んだ。笑
もうこれ以上迷ってもしょうがないと。最終的にスポンサーである両親とSkypeを通して二時間に渡る家族会議。ここで本当に決める覚悟。が。両親も別に「どっちでも」俺も別に「どっちでも」の平行線。両者のメリットデメリットも出つくしちゃったこのミーティング。
そんな中俺の口からポロッと出た一言。
俺「でもぶっちゃけ俺Ivyについてけるほどそーんな頭よくねーと思うんだよな。」
父「俺もそう思う!」
母「私もそう思う!」
親の本音ハモって出た。笑 ハッピーアイスクリーム!
まあでもそこは確かにそうで。Columbiaに受かったのは正直俺の学力と言うよりはその他のスコアがものを言ったとこは否定できない。
東京での起業。渡米の決断。レコーディング専攻という経歴。映画のサウンドトラックを通した反原発運動への参加。学生団体の会長。率いたグループリサーチで全州2位。1500人の生徒から全米トップ20に選ばれて勝ち取った奨学金。NPOの設立。
そーゆーのを詰めこんで書いたエッセイの「ストーリー」が評価されたのは親も認めてくれた。が。俺は昔から学力はそーんなにずば抜けてないのは彼らも知っていた。早稲田の30分面接一発自己推薦も。Columbiaの試験無エッセイ一発編入勝負も。「並な学力+その他で上乗せ」の公式で滑り込んできたのは明らか。俺がラッキーボーイだったのはなんとなく皆知ってた。笑
ちなみに。こういうこと言うとこっちで頑張ってる人に失礼かもだけど。もし俺が普通に都立高校行ってて。普通にセンター受けて大学受験したら。ぶっちゃけ俺はMARCHレベルだと思う。いやマジで。早慶とかヒャクパー無理だと思う。いやマジで。そんくらい日本人は頭いい。東大行ける人はハーバード行けると思う。俺の高校時代の同級生は皆UCLA行けると思う。英語ができるか、アメリカで生活できるか、日本でのポジションを捨てる勇気があるかは別の話だけど。そんくらい日本の学生にはポテンシャルがあるし。俺の学力は大したことないよって話。
きっと俺はこの先間違いなく学力で一番になることはない。この行動力で戦っていくんだろう。俺より頭のいいやつにも動けるやつにもいくらでも会ってきた。でもいつもやたら悔しくなるのは動けるやつに会ったとき。そこで一番にならなきゃ。それを磨ける場所に行かなきゃ。
要は大学がゴールじゃない。その先が本番。NYもIvy Leagueも…きっと俺はまだそこに行くべきじゃない。
長い長い受験戦争が終わって。大きなものを捨てたっていういい感じの覚悟とプレッシャーができた。この秋からUCLA生になりました。ここからまた上がる。新たなスタート。
Skypeを切る直前。親父の一言が向こう側から聞こえる。
「さーて。浮いた金でクラウンでも買うかー。」
というわけで。早速夏の予定を立て始めたんだけど。凄いことに気付いちゃいました。
この夏日本帰る時間二週間しかない。笑
6週間のセッションを今いる短大で1つ、UCLAでもう1つ取るともう残りが…俺の夏休みがねえっ!!!笑 このセッションも時間の節約って意味では何としても取りたいところ。んでまあ色々考えたんだけど。飛行機のチケットも高いし。この間2週間帰った時アル中でマジ死ぬかと思ったし。親も別に帰って来いとか言ってないし。こっちで引越もしなきゃだし。
多分やっぱこの夏帰るのやめました。笑
結構色んな人に「夏久々会おうぜー」とか「あわよくばサマソニ行きてー」とか調子のってたんですが。しょうがない。人生なんてこんなもん。笑 声かけた人…マジですいません。ほいでさ。ぶっちゃけこの冬も休み2週間程度しかないんだろーし。
次帰るのは来年の夏になりそうです。笑
まあなんか予定は未定なんで。どっかで「やっぱ帰る」とか言い出すかもだけど。基本多分そんな感じ。はあ…すいません…日本が恋しい…居酒屋に行きたい…お祭であんず飴が食べたい…。
さてあともいっこ。mixiやめた人とかやってない人に日記を公開せよとやたらブーブー言われるようになったのでアメブロを始めました。でもまあ基本的にはmixiに公開する全く同じものをコピペするつもりです。個人的にあの外部ブログへのリンクもあんま好きじゃないのでとりあえずこういう感じでやってこうかなと。
だからmixiやってる人は今まで通りこっちチェックして頂ければよろしいかと。多分その方が過去の日記も写真も動画もあるしコメントとかもしやすいから色々便利だろーしね。
まあ一応そんなんもあるよってことで。
http://
写真は久々にLAでの日々。
一枚目は信号待ちでのふとした瞬間。
二枚目はグリフィスパークからの夜景。
三枚目はついこの間行って来たキャンプ。
やっぱり俺はこの街が好きだ。

































