★ 朝の音 29
*********最初は、3人で飲むなんて無理だって思った3人一緒にいるときにふと、2人の間に流れるやわらかい空気を感じたとき・・・あぁ。この2人は好きあってるんだなぁ・・・って。実感した。でも…『爽くん??』僕の斜め前に座ってるさゆに話しかけられてハッとした。『ん??』『調子、どう?』『な~んの~?』目の前に置いてるハイボールをグイっと飲むとさゆが、僕見て笑ってるのが見えた。『雄輔との、お仕事だよ~♪』呼び名が変わった。距離も近くなった。イチャイチャするわけじゃないんだけど・・・さゆの、視線というか・・たまに、目が合ってふっと笑うときとか‥『順調~!・・・・・っていいたけど・・・』『もっと、自信もってアイディア出して来いっての。』『うるさいなぁ~』『なんかもうちょっと、なんだよなぁ~』アイディアは、出しまくってる。雄輔から、イメージもらって話聞いてそっから、少しずつ、少しずつ作り上げてって・・いつもは、こんなんなのに仕事のこととなれば雄輔は厳しい・・職場で、仕事するより厳しい・・・厳しいんだよ・・『雄輔、厳しいでしょ?』『さゆは、知ってるんだよね。』『うん、一緒に仕事してたし~』クスクス笑いながら雄輔を見てるさゆ。雄輔は、さゆのデコを指ではじいて笑ってる。『いいもん作りてぇだけだっての』『わかってるって~』『わかってる。わかってるから。』目の前のジョッキ持ち上げて一気に飲み干した。ゴンって置いたジョッキ。それから、雄輔を見て宣言!『次こそ!いいものつくってってやる~!』『たのしみにしてんべ~♪』胡坐をかいて両手を後ろにつきにやにやしてこっち見てる。このやろー・・・・隣で、嬉しそうにわらってるさゆ。首をかしげて雄輔を見てそのまま、僕に視線をくれる。『なんだか、不思議♪』『ん~?』後ろに手をついたまま隣のさゆを見て優しい、顔。『雄輔と爽君が、一緒に仕事するなんて。』『んで、こんな風に飯食ったりしてるのな。』『こっちが、一番信じられないっての。』もう、帰ろうかな・・・。ケラケラと、笑う2人の姿。少しは、慣れてきたんだけどやっぱりさ・・・・ちょっとだけ、まだ・・チクチクする。『んじゃ、僕は帰ろうかな。』『え?』『もう帰んのか?』驚いた顔してる2人。僕は、立ち上がって2人を見下ろした。背を向けてぎゅっと、わからないように奥歯をかんだ。『アイディア、練りたいからさ。』背中を向けたまま、そういって、笑顔つくって振り返った。ぴらぴらっと手を振るときに見た、さゆの顔。不安、がらないで。ごめん。大丈夫だから。『そいつに、負けたくないしさ。』『負けるかっつの。』『・・・爽君、頑張ってね!』『うん、ありがとう。』外に出て、空を見たら大きな月に見下ろされてて深呼吸して頬を思いっきり叩いた。爽が消えてった扉の向こうをジーっと見たままの小百合。なんか、それを何も言わずにじっと見てた。爽と、こんな風に会うのは少しだけ、申し訳ないって思う・・・でも、俺・・・ちっちぇえなぁって思うけどどうしても、見せたかった。見てもらいたかった。俺たちは・・好きあってんだ・・って・・『はぁーーーーーーーー・・・・。』『え?雄輔??どうしたの?』『んや、俺はちっちゃい奴だなぁってな・・・』手を伸ばして小百合に触れた。腕をつかんで引き寄せて胸ん中に閉じ込める・・『雄‥輔・・?』『爽、いなくなって淋しいか?』『え?』『何でもねぇ。』少しだけ、体を離して小百合の顎に手をかけた。赤くなってく顔をじっと見下ろしてたら小百合はゆっくりと目を閉じた。『俺のこと好きか?』『雄輔・・どうしたの?』『なんでもねぇよ、聞きたくなっただけ。』触れそうで、触れないところで話しかけてるとちらりと開いた眼が俺を、恥ずかしそうに見上げてくる。たまらなくて言葉、紡ごうとした小百合の口をふさいだ。軽い音を立てて唇を離したら口を尖らせた小百合が文句ありたそうな顔で俺見てた。『ぶは♪なんだその顔♪』『だって、言おうと思ったのに・・』『ん?なにを??』意地悪に、そう聞くとフンっと向こうを向いた。長い髪に、手を伸ばす・・サラリと、揺らすとこっちを向いた・・『好き・・だよ?』あぁ。わりぃ・・・。抱きしめて心ん中で、懺悔した。*********う~ん、なかなか、進まないなぁ。書きたい場所はまだ先にあるのに・・・。ありがとうございます。