「伐らぬ伝統」大きく転換 大都市江戸の建設と商品遠隔輸送に人口増 「にっぽん巨樹の旅ミニ 神様の木に会う 武雄神社の大楠」nhkBS4K260212

巨樹の幹に注連縄。拝殿をしつらえた巨樹、そこまで及ばずとも祠 ほこら を設けた巨樹も。
そんな場面を探したいる。掲載画像は26年2月18日再放送の「にっぽん巨樹の旅ミニ 神様の木に会う 武雄神社の大楠」から、二景を合成してみた。
オオクスの幹にあいた空洞。神官が月に一度、その胴に入って、お祓い&祈りをささげるそうで。
山の木と共生。神々を怒らせぬの思想のもと、それは古代から戦国時代までの、山林への向き合い方であった。
戦国の世が終わり、時代が安定するにつれ、人口が急増した。
幕府の拠点、江戸開府で全国の諸大名が普請工事に動員され、参勤交代制度で在府の家臣が集まる。家屋建設+新発の大規模類焼型火災。
家には建具に家財道具、東廻り航路に西廻り航路が解説され大型輸送船建造。
あいつぐ木材需要の急増は、集落・地方政権・将軍家にとって山林管理の時代を迎え、資源管理が急がれた。
結果、本邦には巨樹が多く、残されたと。相次ぎ「お触書」「掟」が新田開発勃興期にみられる。
法に訴える。
その他方で、梢、山林、山自体の神格化と<神体>で受け止める、保護思想。
幹にシメナワ、胴を拝殿と見立て、神職が胴内で<お祓いとご祈祷>。
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稲藁、枯葉、朽ちる過程重要 自然力を巧みに引き出す「こころの時代〜宗教・人生〜 地面の下に宇宙があった 自然再生家・高田宏臣」nhkETV260214

自然再生家で知られる高田宏臣氏は作業を続けながら語り続ける。
「(石と石の間に)無数に稲藁を刺して」「やっぱり日本には米が出来て必ず稲藁があるわけで」。
「(生活の中で)なんにでも藁を使いこなして来ているわけなんですね」。
ディレクターが問う。「藁は年月が経つと次第に腐ってしましますが・・・・・?)。
高田氏は言葉をつなぐ。「藁は朽ちてしまうから良いんです」「その過程で土が分解されて微生物が増えるわけです」。
「それがまた、土を育てる」。確かに、確かに。
ナレーターが解説。「藁や枯葉、こまかく砕いた木炭など、やがて自然に栄養豊富な土にかわります」。
高田氏は続ける。「これがね、能登の黒瓦ってネ、あの有名な」。
「だけど地震で割れて来て、割れていないヤツもゴミになってしまう」
「だから、こういうのを貰って来て(まぜると)、水の動きがよくなって、土もよくなる」。
「瓦はね、土で出来ているから、(瓦の破片断面を指さしつつ)ここに菌が乗るんですよ」。「菌が呼吸をするんですね」。
工事現場の映像が紹介される。ナレーターの次のコメント。
「この(石積の)作業を何度もくりかえし、崖の下から10メートル以上も(擁壁を)積み上げてきました」。
史跡国泰寺跡に近い、厚岸町梅香町の丘陵地。崖崩れがすすみ、コンクリートの擁壁で維持している。
地震が来たら、歳月を経たら、大雨が降ったら。そうした点を、案ずる居住者は少ないが。
破壊すすむ街角にて損なわれた土壌と森林の復活 「こころの時代〜宗教・人生〜 地面の下に宇宙があった 自然再生家・高田宏臣」nhkETV260214
自然再生家の高田宏臣氏は地震被災で液状化した土壌の再生作業を指揮する。
「たくさんの石を噛ませながらいくと」「その間にたくさんのスキマが出来る」。
「そのスキマから水を涵養する道になって」「空気の通り道が、そこから生き物の棲みかになる」。
「そうすると生き物が勝手に環境を良くしてくれる」。
淡々と説明するも背景には、次のようなイキサツがあった。地点は能登半島の七尾市。
そこには谷川があったが、昭和40年代には埋められ、川跡には建物が建った。
ところが能登半島地震で被災し、地面に液状化が起こり、崖も崩れてしまった。
二度と液状化がおこらぬよう、自然に負荷をかけない方法で再生作業がすすめられる、と。

番組はその作業の場面を映像で流す。
大小さまざまなモノを埋める。もっとも基本となるものは大小の石、稲藁に黒瓦の破片迄。それらを組み合わせて、実はそこに出来るスキマ、隙間が大事なのだ。
大名家財政補てん策+治山・治水で災害防止+非常時の薪炭・建築材=留山

「留山」を「とめやま」と読ませて、多くの国語辞典。
いま釧路湿原に急拡大の太陽光発電ソーラーパネル群。「なにもない、手がついていない、無用では」の市民感覚。
そこを巧みに、<投資対象>として「利益独占的吸引、廃棄物放棄で地元責任」の読み。
留山=その語意を「伐木を禁じた山、江戸時代には領主が山林経営や保全のため、入会権を奪い、あるいは制限した山」と、示す。
「山林経営」に大名家が山林を独占経営し、藩財政補てん。「保全」には景観維持、災害防止、水源涵養の意味を重ねる。
掲載図は、飛騨国商人 飛騨屋久兵衛が南部国下北郡の留山で、蝦夷地の石狩・豊平・夕張川合流点で伐木=北海道大学附属図書館蔵。
本欄で、幕府は漢文6=1666年、「諸国山川掟」を発した点を紹介したことがある。
背景に、新田開発を促し成果として水田耕作地の石高急進、戦国1000万人の全国人口は3000万人に急増。
が、水路確保に木材を伐りすぎ、山林が荒廃した。また、急増する田畑に投入の労働力も不足、開発した水田が放置される事態に、造林をすすめ、山林維持をめざしたと、される。
本邦東北地方の雄藩。南部家でも寛文年中(1661~73年)に、下北半島の檜13カ所を留山とし、重要な財源に充当した。
材木を下北の諸港から積み出し、湊商人に権利を与えて木材流通を促している。
留山とする要因の一に、山林経営を領主家が掌握、大名家財政補てん策の例とする。
大名家財政補てん。それに次いでは治山・治水の災害防止。
その後年、そもそも稲作には不向きな気象に、水田耕作の導入。冷害・凶作にみまわれる時代がしばしば。
第三に冷害・凶作の事情時に、家臣・領民救済のための山林資源確保。
「留山」=山林経営にも全国一律、国土保全の観点から、個別地域ごとの施策に移行。
山林の有する潜在能力が広く理解され、地域の財産として住民の生活を支援する。
入会地(いりあいち)制度–共同で守る日本の伝統的森林管理の知恵 2024年11月6日

供給量無視し伐採の森林、光合成の働き下評価の湿原 二次・三次林化+湿原にソーラーパネルの北海道 入会地の理念と制度を読む260216
入会地(いりあいち)制度=日本の森林管理における伝統的な知恵。
株式会社FOREST COLLEGEの「埼玉県林業技術者研修」のページは24年11月6日に、
「入会地(いりあいち)制度–共同で守る日本の伝統的森林管理の知恵」を掲載。
「1. 入会地制度の歴史と背景」「 2. 入会地制度がもたらす持続可能な管理の知恵
」「 3. 現代に生かされる入会地の知恵」を示す。
(https://www.young-leaves.com/iriai-forest-management/ 「森の守り人 Guardian of The Forest」
今、「入会地制度の歴史と背景」に沿って、地域に経済と環境の<如何なる文化>を産み出しているか。抄出させてもらう。
入会地から「森林や草地、山間地を共有し、薪や炭、木材、山菜などの生活必需品を採取」とする。
1)樹木を薪や炭、すなわち炊事、調理、採暖などの生活機能を高める側面。
2)木材とは、家屋・作業用小屋などの建築用材。
3)山菜などは食材にあてられるので、1)~3)が生活必需品。
4)それだけではなく、草・落ち葉は堆肥として有機肥料源にして「収量確保+農耕用土=旨味醸成の土つくり」に不可欠。
でわ、入会地を持続的に共同利用するための理念と制度。
5)無駄な伐採を防ぎ、自然環境を保護するためのルールが組み込まれ、
6)地域の合意に基づいて資源の利用が制限。
7)森林を共同管理すること、で。
8)森林資源を無駄なく利用するために伐採量や採取期間を制限するなど、自然環境と調和したルールの知恵。
つまり、供給可能な資源量を維持しつつ、その枠内で利用・活用する不文律。
9)区域を一定期間伐採せずに再生させることで、資源が枯渇しないよう配慮、
10)「地域の年中行事として「山入りの日」が定められており、自然環境を敬いながら利用する精神」が根付いて、いる。
治水とはなにか 指摘する降雨・植物・光合成土壌・日光のメカニズム260215

水文学が専門の人間環境大学の谷誠・特認教授は、それを「俗説」。
森林ジャーナリストの田中淳夫氏が指摘する。「『緑のダム』はムダ? それとも……、最新科学から考える森林の治水機能」の記載191029の記載。 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c743839d5c83e762ddf14ee1f65ed4617559a85c
<木を伐りすぎると洪水が起きる、伐るな」>。本邦の山林経営の伝統に、科学のメスを宛てる。その思いで、読んだ。
1)森林の持つ治水機能とは、単に森林地域が水を溜めて河川の流量を減らすことではな」。
2)山に降った雨が河川に流れ出すまでに時間差をつけて、ピーク流量を減らすことにある。すると水位が急激に上がることを抑制できる、と。
そこで重要なのは、と。論を展開し。
3)水を溜める土壌内の間隙だ。そのサイズは大小さまざまだが、すべての間隙に水は入らない」
4)「細かい間隙ほど毛細管現象による力で水を吸引して貯留しやすいが、大きな間隙には通常水は溜まらない」。
5)「いくら降雨量が多くなっても、すべての間隙が完全に飽和までには至らない」からだ。
続けて。
6)「0.5%土壌の含水率が上がるだけでも、広い流域の土壌の量からすると流量を大きく変える力がある」
7)「とくに土壌層が厚ければ含水率の変化も大きくなり、貯水量は増加」
8)すると「流出するまでに時間差を生み出す。それが河川流量のピークを引き下げることで洪水を起こりにくくする」と、うける。
そこで、「時間差を生み、河川流量のピークを引き下げ、洪水を起こりにくく」を担保する要因を、以下に。
9)森林、つまり草木が生えていると光合成で常日頃から土壌水分を吸収して蒸散させ」
10)全体に土壌を乾燥させる効果+降雨時の水を貯留できる間隙を増やしている。
でわでわ、それで絶対に洪水はおこらないか。論者は主張。山全体が水没するほどに雨が降れば、と
11)地表が水没するほどの降雨量なら、土壌層の間隙すべてに水が入ることもあるかもしれない。
12)そうなると治水効果もなくなるが、そんな状態では土壌が地下水の浮力によって安定を失ってしまうから、水がながれてコンクリートダムはもとより、緑のダムも壊し流れ=「緑のダム」そのものがなくなる。
だから、限界はあるも、平地や部分的な斜面はともかく、山全体が水没することは考えにくい。 そう、読み解いているのだ。
[全国の主な治水家」の一覧もある。
https://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no32/01.html
(松浦茂樹著「現代に求められる治水家意識」 出典:ミツカン水の文化センター)
「風除=防風、水源かん養、土砂災害防止で災害から境域守る」 治山とは260214大分県

「治山とは」なにか。大分県の「令和2年 治山復旧事業」では、以下のように。
https://www.pref.oita.jp/uploaded/life/2087270_2740324_misc.pdf
「森林の持っている自然の力を借りて、 水源かん養、 土砂災害の防止や防風などを図ろうとするもの」
「《力で対抗する》発想ではなく、. 森林をうまく利用しながら災害をかわし・軽減し」
「人々の安全な暮らしを守ろうとするもの」。
掲載の看取図も示す。この「治山理念」。その形成経過と、そもそも起源は、いかなる経緯。さてさて。
いくつ並べられる? 自問してみて「釧路の良さPRを」260209

世界に類例をみない産業公害で疲弊した水俣で、市民が立ち上がった。
「自分で水俣病を調べてみて、初めて理解できた」
「自分で調べてみないと、なにもわからない」
「メディアや学者、識者が論じた水俣問題の報告は多数あるが、まったく頭に入らなかった」。
「釧路の良さPRを」。この題名で日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が市内で、講演したそうで。
市内を中心に配布の『釧路新聞』で、伊東義晃記者が記事を書いている。
でわ、「釧路の良さ」。どう理解し、いかに説明し、理解してもらっているか。
これまで、筆者はシバシバ、聞かれている。
「釧路市民は毎日、なにを、愉しみに暮らしていますか」「ぜひ、教えていただき、私たちもみなさんと一緒にたのしみたい」。
聞かれるたびに、その方に、愉しんでもらえる物語を、それぞれ用意している、が。
でわ、「私がそう、聞かれたら」。自問自答してみようではないですか。
掲載図はYahoo検索欄に「釧路の良さ 画像」と入力、ヒットした画面の一部。
以下に、伊東記者が取材で報じた、藻谷氏の言。記載してみておくことに。
「人が言った印象ではなく、自分が感じた触感と味覚を大事にしてほしい」「北海道、釧路の良いところをもっとPRしてほしい」。
「(釧根地域の魅力を)2地域居住の推進で考えるなら夏は涼しく、冬に晴れが多い釧根地域は最適地」と指摘。
「都会に比べて地方は不便で効率が悪いからと田舎を消してしまおうというのはどうなのか」と問題提起。
「都会の人口が増えているが、東京では75歳以上の高齢者人口が増え、病院などが大変混雑してしまう」「人口が増加することだけを見るのではなく、統計数字の中身を読み取ってほしい」。
「自分がこう思ったことを大事にして、自分で見て感じたことを言語化してほしい」
「全体を見て論議してほしい」「目の前で起きていることだけを論議するとおかしくなる」。
そう述べて、その論議の裏付けとして食糧生産、化石燃料の輸入量、人口一人あたりの名目国内総生産(GDP)などの数値を読み取る大切さを強調。(伊東義晃記者)
沿線を育てる&駅を支える “嵯峨野観光鉄道 – トロッコ列車”の本気度260204

「京都嵯峨野のトロッコ列車は春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の枯野や時には雪景色」
「四季それぞれに違った風景を楽しめます」と、嵯峨野観光鉄道は「季節ごとの楽しみ方」を掲載。
「沿線に千数百本におよぶ桜と紅葉の植樹を行う」、と。
調べてみると、注目は次の2点。
「嵯峨野トロッコ列車沿線には、約 1,000 本の紅葉が植えられています」
「平成4年(1992)には、桜守・佐野藤右衛門さんの協力により桜を植樹。現在につながる美しい風景が生み出され」とも。
嵯峨野観光鉄道 – トロッコ列車は、「日本初の観光列車」なのだ。
そもそもが山陰本線。そこを電化するにあたり、「JR西日本=山陰本線嵯峨駅 - 馬堀駅間が廃止」に。
「その旧線を、1991年(平成3年)4月に観光専用の鉄道として再生した路線」という。
故に路線はJR西日本が保有、運営は子会社の嵯峨野観光鉄道が運航する。
そもそもが京都・嵐山の自然景観。しかし、子会社社員は自然の含み資産、京都人の名声・評価のみに委ねることはなかった。
「沿線に千数百本におよぶ桜と紅葉の植樹を行う」は、会社の存亡をかけた開設時の取り組み。
この区間。冬季の12月30日から2月28日までは運航休止。
徹底しており、その間は職員がそれぞれに役割りがある。
「車内から渓谷の景色もご覧いただけるよう樹木の剪定を実施」
そして「切った木々はチッパー機に入るよう出来るだけ細かく切り分けます」。
北海道東部を走る花咲線。根室本線からその一部、赤字路線を独自に命名した戦略。
石炭・木材・生乳・郵便物の輸送から干された貨客混合輸送鉄道は、高校生が通学のため利用。
しかし、ここも少子化は免れず、進学率は高じても、利用者は激減、通院はマイカーでなければ。
良い時に《人も乗せてやる》の三公社五現業の一つに、沿線整備はあっても付加価値創出など、思いもよらず。
せいぜい出来るは、運行速度をおとす「ノロノロ運転」。待ち受ける駅弁には添加剤がなければ、仲間の業者から<白い目>が、と。
そうじて、責任のがれも同乗のく路線に、さびしい命名「観光列車」かな。
「他地域と違う四季風景&食べ物」 良さ意味=説明し「また来てね」 「よみがえる新日本紀行 五能線」nhkBS1260204

この点で「良さ」を語るキャッチコピー。
「今はオレだって寒い」「これから我慢すれば春が来るしさ」「もっと頑張ると夏が来て、さ」。
「でも、やっぱり産まれたところが一番」(JR東日本の五能線に、「風合瀬(かそせ)駅」開設の請願運動に立ち上がった坂崎武良氏子息・坂崎尋良さん)
駅で掃除引き受けれる工藤裕子さん。
「深浦弁で『なこなこなしさ』」「なこなこなしさがあるから、親しみがあるかな」。
実に立派。形には見えぬ人情=風合瀬(かそせ)駅住民の「意味」を語る。
本稿むすびは、冬は除雪を請け負い、余季はCafe経営の坂崎尋良さん息女。
「何をするのも不便ばかり」「他の地域とは違う四季の風景とか食べ物とか」「そういうところだと思います」
地域は住民こぞって、創造される。それぞれが、地域の姿にみえる良さと書かれてもいない意味を示すことができる。そうではないでしょうか。